宝塚大学

東京メディア芸術学部

教員紹介

増田 宗嶺

ゲーム分野

増田 宗嶺助教

SHIHOU MASUDA

ゼミ指導分野

ゲーム企画、デジタルコンテンツ企画、ゲーム開発、ゲームグラフィックデザイン、CG、VR/AR、アプリ開発、UI/UXデザイン、WEBデザイン、音楽制作

PROFILE

宝塚大学大学院メディア・造形研究科修士課程修了。P S 4『クーロンズゲートV R 』、O c u l u s G o ,スマートフォンアプリの開発 他

-MESSAGE01

コミュニケーションを大切に、自分が
学んできたことを学生に伝えています

宝塚大学、大学院でゲーム制作全般を学び、
現在は助教として「3DCGⅠ・Ⅱ」「インタラクティブデザイン」「コンピュータデザイン基礎Ⅰ・Ⅱ」などの授業を担当しています。
 大学を終えようという時に「大学に残らないか」と声をかけていただき、教壇に立つことになりました。それ以来七年、井上幸喜教授が代表を務めるの(株)ジェットマンからプログラミングのお仕事をいただいたりしながら授業を続けています。
 誘っていただいた背景は分かりませんが、後輩たちとの付き合いが多かったり、ゲーム制作で苦労するプログラムを担当する事が多かったのでプログラムのサポート要員として評価されたのではないかと思っています。学生に何かを教える時、学生から質問があった時、コミュニケーションが上手くできないと、彼らの求めることに対して正しい受け答えをすることができません。その点、私は大学でゲーム制作を学んだ経験を通じて、コミュニケーションの大切さを実感していました。これから知識を学んでいこうとする学生たちと上手くコミュニケーションが取れるのではないか、学生の疑問に上手に答えながら物事を教えることがきるのではないか、と考え大学に残ることを決めました。

増田宗嶺 助教

-MESSAGE02

初めてゲーム作りを体験する学生に
その面白さ、楽しさを伝えたい

大学・大学院でずっとゲーム制作を学んできたので、ゲーム制作に必要なことは全て頭に入っている立場で授業を行っています。キャラクターの描き方やコンピューターデザインの基礎、ゲームで使う3Dモデルの作り方、アニメーションでの動かし方など、幅広く教えています。
その中でも自分が学んできたことと一番マッチングしているのは「インタラクティブデザイン」だと思います。1年生の後期に受講する大切な授業なのですが、内容は比較的シンプルです。例えばパソコン上でデジタル絵本を制作するなど、グラフィックとプログラミングを掛け合わせたコンテンツ制作を体験します。学生にとってはコンテンツ作り、ゲーム作りを初めて経験する授業で、ユーザーが画面上のどこかをクリックすることで物語が進行する、もしくはどこかでフラグが立つことでエンディングが変わっていくような簡単なゲーム作りに取り組みます。
今まで受け身で楽しんでいたゲームを自ら作るということで、学生たちも新鮮な気持ちで制作しているようです。この授業を学んだ後、何人かの学生が「自分たちにもゲームやコンテンツが作れるのでは」と考え、自主的に作ろうという動きやサークルを作ろうという形がいくつか出てきたのは、個人的に嬉しく思っています。

-MESSAGE03

何のために学ぶかを考え、
学び続ける力を身につけてほしい

入学してきた学生にまず伝えたいのは「自分が作りたいもの、自分の好きなものは何かをしっかり意識する」ということです。高校までは「絵を描くのが好き」「アニメが好き」「ゲームが好き」で良いのですが、大学で学ぶためには、「好き」を一歩進める必要があります。
私が専門とするゲーム制作であれば、「ゲームが好き」ではなくキャラクターの絵を描くのが好きなのか、ゲームのアイデアを考えるのが好きなのか、プログラミングが好きなのか、より細分化して「ここが面白いから好き」と言えるようになってほしい。それができれば、大学で学ぶ目的が明確になりますし、どんな仕事を目指せば良いかも分かります。学生から「このソフトを覚えたら就職できますか?」という質問を受けることがありますが、そんな時も「自分がやりたいことのために必要で役立つのであれば学ぶべき」と答えます。
単に「ソフトが使える」というスキルを持っているだけでは不十分です。新たなソフトが登場したらすぐにその技術は古いものになってしまいます。好きなこと、やりたいことを把握して、そのために必要な学びを続けていけば、どんな技術革新が来ても乗り切れるでしょう。宝塚大学の四年間で、目標に向けて学び続ける力を身に着けてほしいと思います。

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