看護学部
授業ピックアップ
看護の学び
Pick Up 1 基礎看護学援助技術Ⅰ・Ⅱ
看護の土台となる技術を演習を通じて自分のものにする。
この授業では、科学的根拠に基づく判断と、倫理的な配慮を伴った技術を展開できる能力を養います。1年次後期には、皮下注射や点滴静脈注射、採血など、演習を通じて看護の基礎技術を修得。「原理を理解してこそ応用が可能」と考え、予習→講義→デモンストレーション→演習→復習、自主練習という流れで授業が進められます。グループに分かれての演習は真剣そのもの。複数の教員による指導体制で、看護の基盤となる基礎的能力を修得します。
Pick Up 2 母性看護学援助論
出産、誕生をめぐる、母子と家族への援助を学ぶ。
母性看護学は、各ライフサイクルの女性、子ども、パートナー、家族を対象にした看護学です。女性の出産・新生児の誕生をめぐる周産期ケアマネジメントの理論と技術を学びます。対象者の看護上・医療上・生活上の問題を理解し、妊娠期・分娩期や産褥期・新生児期の母乳哺育など、それぞれのステージで必要な援助技術の修得をめざします。母子のアタッチメント、さらには家庭生活での母親と家族への援助についても理解を深めていきます。
芸術の学び
Pick Up 1 茶道と香道の理論と表現、生け花の理論と表現、書芸術の理論と表現
日本の伝統芸術から情操を育み自己を表現する。
茶道・香道、華道、書道など、日本の伝統文化について理論と実技を通じて、もてなしの心を学び、表現力を養います。茶道・香道の授業では、お点前はもちろん、季節感のあるお茶菓子をデザインしたり、お香を調合したりと茶道を総合的に学びます。すべての作法は、客人をもてなすためにあることを理解し、看護師として必要な「相手を思いやる心」を学びます。
Pick Up 2 看護とアート(治療環境とアメニティ)
環境が健康に与える影響をアートの視点で体験的に学ぶ。
ホスピタルアートを手掛けている講師による、看護と芸術の深い関係を体験的に学ぶ授業です。ナイチンゲールは、病とは回復しようとする身体の表現だとし、人の命に大きな影響を及ぼす環境を見直して病気の原因を知っていくことが大切だと述べました。こうした考えが病院の環境づくりにどう活かされているかを、実際の病院で行われているアートプロジェクトへの参加、チームによる禁煙ポスターづくりなどを通して考え、自己表現の方法を身につけます。