宝塚大学

東京メディア芸術学部

教員紹介

神林優 助教

メディアデザイン分野

神林 優助教

YU KANBAYASHI

担当科目

コンピュータデ ザ イン 基 礎 Ⅰ・Ⅱ /ポートフォリオ制 作 実 習 他

PROFILE

多摩美術大学卒業。写真・現代美術家。2010年文化庁新進芸術家海外研修制度に採択されNYを中心に制作活動を行う。主な展示に『PREFERENCE』EMONPHOTO GALLERY, 2017年など

-MESSAGE01

モノづくりの教育に取り組む大学で学生と共に成長したい

今年の四月から宝塚大学で教鞭をとることになりました。以前は文系総合大学の芸術系コースで写真を中心に教えていましたが、「モノづくりへのこだわり」への意欲がだんだん増してきて、より学ぶ環境が整った宝塚大学というメディア芸術のジャンルで、クリエイターを目指している学生たちと共に学び、成長したいと考え、本学で教えることを決めました。
多摩美術大学で写真を中心に学び、大学卒業後はしばらく報道の世界で仕事をしていました。同時に写真作家としての作品も撮り続け、コンペでの受賞や個展の開催など実績を積んできました。やがて、母校の多摩美術大学の助手となり、写真を教える立場になりました。教えながら自分の作品作りも続けて、二〇一〇年には文化庁新進芸術家海外研修制度によりニューヨークに留学し、作品作りに取り組みました。
本学へはまだ着任したばかりですが、モノづくりへの意識が高い学生が多いと感じられ、今までなかった手ごたえを感じています。そんな学生たちに自分がカメラマンとして経験してきた様々なことを伝えながら一緒に学び、世の中にインパクトを与えられる作品を作っていきたいと考えています。

神林優 助教

-MESSAGE02

自分の魅力を他人に伝えるために
ポートフォリオづくりの重要さを教えたい

担当している授業は、「コンピュータデザイン基礎」、「表現実践」、「ポートフォリオ制作実習」。中でも力を入れていこうと考えているのが「ポートフォリオ制作実習」です。自分自身の作品や学びの成果をまとめ、分類・整理して、他の人に魅力が伝わるようにするのがポートフォリオですが、学生の皆さんはその重要性をなかなか実感として認識していないように思います。そこで三年生になったら、「ポートフォリオとは何か」を考えることから始め、私の経験も交えながらそれを制作する目的や意義を考察しつつ、実際にポートフォリオの制作を進めていきます。まず、映画やCMの絵コンテのように全体構成を考えながら設計図を作ります。三年生ではまだ制作した作品が少ないかもしれませんが心配ありません。考えた設計図に当てはまる作品をすでに制作していれば、そのページに当てはめればいいし、ページにはまる作品が少なければ、そこに当てはまる作品を制作していけばいい。ポートフォリオを作ることは、自分のクリエイターとしての指向を理解し、作品作りの方向性をつかむことでもあるのです。

-MESSAGE03

自分のクリエイティブに向き合い
深く考える力を養ってほしい

作品は、皆さんの興味や伝えたい気持ちが動機となった創作行為の一つの「痕跡」です。作品に加え作者の思いや考え方を伝えることで、相手に作者の魅力を伝えるのがポートフォリオです。欧米では、実際に制作された作品以上に「何を目指して作品を制作したか」「なぜその作品を制作したか」という、コンセプトや作品制作の動機が重要視される場合があることも理解してほしいと思います。
就職の時にもポートフォリオは重要な役割を果たします。業界や会社ごとに求められるポートフォリオは異なります。コアとなるクリエイティブ力や魅力が表現されたポートフォリオを制作し、相手に合わせて変更・更新できる思考力とスキルも身につけてほしいです。若い頃から誰からも認められる作品を作れる人は何万人に一人、何十年に一人でしょう。しかしポートフォリオをしっかり考えて制作することで、「今は力が不足していても、志望する企業で、成長していきたい」という決意を相手に伝えられます。ポートフォリオ制作を通じて自分のクリエイティブに向き合い、将来に向けて考えを深めていける人材になってもらいたいと思います。

一覧へ戻る