マンガ分野

マンガ文化を世界に発信
本分野では、マンガ文化を世界に発信できる人材を育てるために、基本となる物語づくりと作画の技法を指導します。また、マンガをつくるには総合的な表現力が必要です。4年間で物語のつくり方、道具の使い方、発想力、作画力をバランスよく身につけながら制作に取り組む姿勢を学んでいきます。
これからの時代に必須のデジタル表現、コミックイラスト、キャラクター表現にも対応しています。マンガ家はもちろん、マンガ原作者やライトノベル作家、コミック編集者も輩出しています。
4年間の流れ
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- 1年次
マンガの基本を理解 -
マンガ原稿用紙の使い方やデッサン、パースなど、基礎から学修します。アナログはもちろん、最新ソフトウェアによるデジタルでの描画技術も身につけ、マンガ家としての土台をつくります。
- 【専門科目】
- ● 現代漫画文化論Ⅰ・Ⅱ
- ● マンガ表現基礎
- ● マンガ背景美術Ⅰ
- ● ストーリー創作基礎
- ● 日本漫画史
- ● コミックイラスト概論
- 1年次
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- 2年次
作品づくりの基礎技術を習得 -
1年次で身につけた基礎をふまえ、ストーリーマンガ・キャラクターイラストなどの作品制作を行います。また、既存のマンガ作品を分析・研究することにより、ストーリーづくりや演出の方法を学びます。
- 【専門科目】
- ● マンガ背景美術Ⅱ
- ● 物語創作作法
- ● ストーリーマンガ制作基礎
- ● コミックイラスト演習Ⅰ・Ⅱ
- ● デジタルマンガ表現技法Ⅰ・Ⅱ
- ● マンガ制作基礎
- ● ストーリーマンガ論
- ● マンガ企画制作概論
- ● 現代マンガアニメ研究
- ● ペン画表現研究
- 2年次
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- 3年次
投稿作品の完成を目指す - 出版社への投稿や持ち込み、キャラクターコンペなどの発表を本格的に開始。毎年、マンガ分野で出版しているマンガ雑誌『NEO(ネオ)』も、学生たちが編集から発刊・配布までを手がけます。編集者講評会も行います。
- 【専門科目】
- ● 物語文化論
- ● キャラクター造形演習
- ● マンガ制作実習Ⅰ・Ⅱ
- ● マンガ編集論
- 3年次
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- 4年次
卒業研究 -
4年間の学びの集大成として、卒業研究に取り組みます。これまでの学びで培ってきた力により卒業制作または論文を完成させます。
- 【専門科目】
- ● 卒業研究Ⅰ
- ● 卒業研究Ⅱ
- 4年次
学びのPOINT
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総合的にマンガを学べる! 道具の使い方、作画力、発想力など、総合的な力をバランスよく学びながらマンガ制作に取り組みます。また、優れた作品は優れたストーリーがあってこそ。物語の構成方法も授業でしっかりと学びます。
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時代にマッチしたデジタル教育も充実! スマートフォンなどの普及により変化しているマンガのカタチに合わせ、充実したデジタル教育を実施しています。CLIP STUDIO PAINTなどを使用し、マンガを1本描き上げられる表現手法、作画方法を身につけます。
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出版業界の動向が分かる! 出版業界の動向をよく知る教員から、マンガ家を取り巻く環境についても学ぶことができます。また相談力・対話力を養い、編集者との対話技術を身につけたり、締め切りまでにマンガを仕上げる計画力も磨きます。
こんな将来につながる
授業Pick Up!
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マンガ背景美術 Ⅰ
マンガを描くうえで不可欠な背景。さまざまなシーンを設定して基礎から学びます。基本的な背景技術として、真に実践的なマンガ技術である“つけペン”による線の引き方や基本としてのパースを学びます。キチンと正確な線を引くことを覚え実践的な技術を身につけることで、背景の完成度を上げていきます。さらにその先の表現力を身につけることを目指します。
キャラクター造形演習
巨大産業である日本のキャラクタービジネス。魅力的なキャラクターとはどのようなもので、どのような工程を経てつくられていくのか。ストーリーマンガキャラクターと、商業キャラクターの両面から、課題を通しオリジナルキャラクターを自在に作る実力と、企画力、プレゼンテクニックを身につけます。既存キャラクターや、企業の広報戦略の分析、発想法や造形法のメソッドの学習も行います。