渡邉研究室の教員と学生が、2021年11月3日（水・祝）に成女高等学校、11月7日（日）に白鵬女子高等学校の生徒と協同で「光のアートで校舎を包もうプロジェクト」を実施いたしました。

成女高等学校では、「第122回創立記念祭」のフィナーレとして、デジタル掛け軸を実施しました。生徒と本学学生の共同プロジェクトである「光のアート」と吹奏楽部のコラボレーションで、デジタル掛軸が投影される中、演奏会が行われました。
白鵬女子高等学校では、「第75回記念祭」終了後にメディア表現コースの企画として校舎にデジタル掛け軸を投影しました。吹奏楽部の演奏に合わせて変化する幻想的な演出に、グラウンドから歓声が上がっていました。

今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの学校で文化祭・体育祭・芸術発表会など科目授業以外での学びが多く減っています。こういった学内イベントでの学びは、「主体的・対話的で深い学び」を実現する上での「アクティブラーニング」としての役割も大きいと考えますが、現在のようなさまざまな制限下の中で、高校単独ではイベントを組み上げて実施することは容易ではありません。そこで、本学が高大連携協定を締結している成女高等学校と白鵬女子高等学校にて、両校の文化祭である「記念祭」の特別企画として実施し、生徒たちの学びの場、大学生との交流の場を実現いたしました。

このプロジェクトは今年度内にその他の高等学校でも実施を予定しており、今後も増える予定です。

本学で写真や映像を学ぶ学生が、記録写真を撮影しました。

■成女高等学校校舎×デジタル掛軸
・実施場所：東京都新宿区富久町7-30
・実施時期：2021年11月3日（水・祝）17:30～18:30
・主催団体：成女学園中学校・高等学校、宝塚大学東京メディア芸術学部（企画協力）
・後援：株式会社フォーラムエイト
一般財団法人最先端表現技術利用協会

■白鵬女子高等学校校舎×デジタル掛軸
・実施場所：神奈川県横浜市鶴見区北寺尾4丁目10-13
・実施時期：2021年11月7日（日）17:30～18:30
・主催団体：白鵬女子高等学校校、宝塚大学東京メディア芸術学部（企画協力）
・後援：株式会社フォーラムエイト
一般財団法人最先端表現技術利用協会

■デジタル掛け軸（D-K）
世界的な映像アーチスト長谷川章が創作したまったく新しい芸術です。15年の歳月を費やして生み出された色彩が織り成す画像は、地球と生物のリズムでゆっくり変わり、ゆったりとした空間を作り出します。それはD-Kのコンセプト 「色即是空」の世界であり、観る人を「無」の境地にいざない日常の時間と空間の世界から解放します。

■渡邉研究室 Watanabe Lab.
学外連携を中心に活動を行い、官&学、産&学、域&学で実践的な研究制作活動を行う。活動の内容はグラフィック、映像を中心としたデザイン提案のほか、プロジェクションマッピングを活用したコンテンツ、イベントの提案など。