竹内一郎教授の『北澤楽天と岡本一平 日本漫画の二人の祖』4/17集英社新書より発売!
マンガ分野の竹内一郎教授が執筆した本『北澤楽天と岡本一平 日本漫画の二人の祖』が、2020年4月17日(金)に集英社新書より発売されました。
同書は、世界中で人気を誇る日本の漫画・アニメの礎を作った手塚治虫に大きな影響を与えたとされる、日本漫画の原型を作り出した男たちの足跡を描いています。
・新書 :192ページ
・出版社 :集英社 (2020/4/17)
・言語 :日本語
・ISBN-10 :4087211193
・ISBN-13 :978-4087211191
・発売日 :2020/4/17
・内容紹介:
世界中で大人気の日本の漫画・アニメ。
この礎を作ったのは手塚治虫だと一般的には思われているが、実は彼に大きな影響を与え、今も続く表現形式の原型を作り出した二人の先人漫画家が、明治・大正・昭和のはじめに活躍していた。
北澤楽天と岡本一平。
楽天は福沢諭吉が創刊した『時事新報』で風刺画を描いたのを皮切りに、漫画におけるキャラクターの重要性や日本初の「少女漫画」を生み出した。
一平は夏目漱石に認められて『朝日新聞』に挿絵を描いたのち、コマ割りと文章を組み合わせて大河ドラマ的な作品を作るストーリー漫画の原型を作り出した。
さらに両者は漫画雑誌や全集・作品集も大ヒットさせ、経済・社会・文化的にも大きな影響を残した。
彼らの足跡をつぶさに紹介し、さらに手塚の活動も解説することで、今や日本を代表する文化となった漫画・アニメの、明治から昭和までの歴史を描き出す。
▪️竹内一郎プロフィール
1956年福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理科卒業。九州大学博士(比較社会文化)。
筆名(さいふうめい)で原案を担当した『哲也 雀聖と呼ばれた男』(講談社)で講談社漫画賞受賞。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社)でサントリー学芸賞受賞。本名での著書に『人は見た目が9割』『やっぱり見た目が9割』(新潮新書)、『人生は「声」で決まる』(朝日新書)など。