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【学生の皆さまへ】緊急事態宣言の再延長を受けて~今一度 思いを一つに 明日への希望をもって 進みましょう~

 

2021年6月1日
宝塚大学 学長 米川英樹

 6月1日(火)より6月20日(日)まで、東京都や大阪府などに対して発出されている緊急事態宣言が残念ながら再延長されることになりました。2021年度は入学式も開催され、対面授業も増え、当たり前の大学生活が戻りつつありました。その矢先に緊急事態宣言が出され、「またか」という絶望感と諦めが私たちを襲っています。ニュースなどでは、路上飲みに興ずる若者の姿が何度も映し出され、「自粛疲れ」という言葉もよく聞かれます。確かに、このような閉塞感に満ちた自粛生活が何時まで強いられるのかという気持ちに陥ります。

 しかし、冷静にこの間の東京や大阪の感染状況をみますと、決して楽観できる状況でないことも現実です。新規感染者数は減少してきているものの、変異ウイルスによる感染は感染速度も速く感染率も高いものとなり、若者を中心に感染が広がりリバウンドが懸念されています。とりわけ大阪府では、重症になる方や亡くなられる方が全国最多で、医療状況のひっ迫状況は依然として続いています。若い人の中にも、重症化して亡くなる人や後遺症に苦しんでいる人も少なくありません。医療従事者や保健所等で勤務する人の疲労感は想像を超えるものとなっています。また、経済への影響も甚大で、倒産や失業も増大しています。学生の皆さんの中には、その影響を受けて、生活が困窮を極めている方もおられることと懸念しています。

 学生の皆さまには、引き続き、苦労や不自由をお願いせざるを得ませんが、医療機関に卒業生の多くを送り出している大学として、私たちも「今一度 心をひとつにして 明日への希望をもって前に進んでいく」ことを心から呼びかけたいと思います。

 宝塚大学は、今年もブルーライトキャンペーンを展開し、「医療従事者に対する感謝と敬意を表し、人々に『もう一度 心をひとつ』にして、このコロナ禍を乗り越えましょう」と呼びかけています。緊急事態宣言や自治体からの要請を受けて、感染を可能限り防止し医療機関にこれ以上負担をかけないよう、本学における大学運営について、これまでの措置を継続し、以下のように取り決めましたので、再度確認してください。

1.感染予防
・変異ウイルスは感染力が大変強く、感染速度も速いと言われていますので、不要不急の外出は自粛しましょう。
・密閉、密接、密集のいずれか一つでも感染している例が増えていますので、密にならないように気をつけましょう。
・マスクを外しての会食・飲食や大声での会話はやめましょう。
・マスクはサージカルマスクのように不織布で安全性の高いものを使用しましょう。
・ロッカールームや談話室などでの長時間の会話や飲食は止めましょう。
・共用箇所を触った時は必ず手指消毒をしましょう。
・飲み会などは絶対に止めましょう。

2.授業
・オンライン授業を中心とし、実習や制作など必要と認めた授業については感染対策を徹底した上で対面授業を行います。
・学生の皆さんの登校は、必要な人に限定していますので、用事があるときは先生か事務部に連絡してください。

3.課外活動・施設利用など
・クラブ活動など課外活動は全面的に禁止します。
・図書館等の利用は申込制とします。

4.PCR検査の活用
・国のモニタリング調査に積極的に参加します。
・契約している民間PCR検査所を活用して感染予防に努めます。
・なお、発熱など体調に異変が生じたり、家族等が感染者になり濃厚接触者ではないかと思ったりした時には、状況を判断して必要に応じて、提携している民間のPCR検査所で検査をすることができますので、すぐに大学に連絡をしてください。

5.入試関連行事
・オープンキャンパスは感染予防を徹底した上で、人数を限定して、キャンパスで実施することがあります。
・本学のキャンパス施設を使った高大連携講義等については、感染予防の徹底を条件に実施することを可能とします。

6.ワクチン接種
・本学はワクチン接種の会場には施設の状況を勘案してエントリーしていませんが、その他の可能な支援行動には積極的に協力します。
・看護学部においては、看護協会の要請に応じて7名の先生方が勤務時間外にワクチン接種を支援する取組に参加します。