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【新入生・在学生の皆さまへ】2021年度の開始に当たって ~新型コロナウイルス感染症予防と授業等について~

 

2021年4月1日
宝塚大学 学長 米川 英樹

 新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。これまで受験に向けて思うように勉強ができず、不安な気持ちで入学試験に臨まれたことと思います。しかし、見事合格され、今日の日を迎えられたことを共に喜び合いたいと思います。
 在校生の皆さん。昨年度は新型コロナウイルス感染症の急襲で、入学式もなく、始業も1か月余り遅れてのスタートでした。また、授業も遠隔授業が中心で、これまで経験をしなかったような学生生活で、戸惑われたことも多かったことと思いますが、皆さんの努力と協力のおかげで、新しい年度を迎えることができました。
 今日から、皆さんと一緒に豊かで充実した「ニューノーマルな大学生活」を作り上げていきたいと願っています。
 そのために、皆さんには以下に掲げるような約束事をお願いしなければなりません。どうか大学の学びを止めることのないように心を合わせて目標に向かって進んでいきましょう。

1.感染予防について

 緊急事態宣言は解除されましたが、東京や大阪ではまだ感染者も多く、最近は新型コロナウイルス感染症の変異株が広がってきているため、第4波も懸念されています。新型コロナウイルスは接触と飛沫によって感染するようですが、その特徴は無症状の感染者が多く、どこで感染したかが把握できないところにあります。そのため、私たちは「私自身も感染しているかもしれない」と考え、無自覚の内に誰かに移してしまうかもしれないと用心しなければなりません。
 皆さんの家族に高齢者や基礎疾患のある方がおられたら、感染によって重症化する危険があります。また、看護学部の学生の方は、実習先で高齢者や基礎疾患のある患者さんと接触する機会が当然ながら多くあります。若い方は感染していても無症状で、重症化する割合は少ないと言われていますが、自分たちの行動によってもしも高齢者や基礎疾患のある方に移してしまったら、と想像して行動してください。
 さらに、集団感染すると、状況によっては大学への入構が禁止され、授業も行えなくなります。看護学部では、実習先から受け入れを断られることもあります。一人だけの問題にとどまらず、本学の学生全員の不利益につながります。
 そのため、以下のことに注意して、感染予防に努めてほしいと思います。

①検温
 キャンパスの入り口に設けている検温システムで入構時に検温してください。
 熱がある場合は、連絡をして登校を控えてください。
②マスクの着用
③大声での会話はしない
④手指の消毒(特に、トイレや休憩場所、自習室などの共用場所で共用の器具や机などに触れた時は必ず消毒してください。)

学校以外の生活でも、以下のような感染リスクの高い場所での行動には十分注意してください。

①3密(密閉された場所・人が密集している場所・他の人と密接になりやすい場所)
②飲食を伴う懇親会・会食
③大人数や長時間におよぶ飲食
④マスクなしでの会話
⑤狭い空間での共同生活
⑥居場所の切り替わり(休憩時間など、居場所が切り替わると、気の緩みや環境の変化により、感染リスクが高まることがありますので、 休憩室、喫煙所、更衣室、談話室などの利用時は予防に注意してください。)

2.入学式について

 昨年度はコロナ禍のため中止せざるをえなかったのですが、今年度は下記の要領で挙行します。また、2020年度入学生についても、改めて挙行します。

看護学部・助産学専攻科
 ・日時:4月3日(土)
      11時 2020年度入学生
      14時 2021年度入学生
 ・会場:グランフロント北館「ナレッジシアター」

東京メディア芸術学部・メディア芸術研究科
 ・日時:4月5日(月)
      10時30分 2020年度入学生
      13時    2021年度入学生
 ・会場:ハイアットリージェンシー東京「センチュリールーム」

3.授業について

 宝塚大学での授業は、対面授業と遠隔授業(オンライン授業)を併用しています。授業によって異なりますので、シラバスや大学からの連絡をこまめに確認してください。
 また、遠隔授業に必要なPCは各自で用意してください。どうしても、リモート環境が準備できない場合は、学部事務部学務課に相談してください。

(対面授業の場合)
①教室等の部屋は常に換気をしてください。
②座席は隣と十分な距離を取ってください。
③授業中もマスクを着用します。

(双方向型の遠隔授業の場合)
①自宅でも大学でも参加することはできます。
②授業ごとに出席確認は必要です。

(オンデマンド型の遠隔授業の場合)
①各自の都合に合わせて受講できますが、開設期間は決まっています。各自で生活リズムを崩すことのないように時間管理をしてください。
②授業ごとに出席確認が必要です。
③課題は必ず決められた期間中に提出してください。
④先生への質問等は各授業の定められた機能を使ってください。

4.構内の施設の利用について

 対面授業などで登校した場合は、図書館・PC演習室(情報処理室)・学生ラウンジ(学生ホール)・ロビーなど、どの施設も利用できますが、利用に当たっては以下の点を守って感染予防に努めてください。

①マスクを着用してください。
②マスク無しでの会話は止めましょう。
③他の人との距離を空けて座ってください。
④共用箇所(机・椅子・ドアノブ・PCなど)は使用前後に必ず消毒してください。

5.感染者及び濃厚接触者になった時

(1)感染者となった場合
①以下に該当する場合、登校停止とします。
 ・医療機関において新型コロナウイルスに感染していると診断された場合 
 ・風邪の症状や37.5度の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならない場合も同様)
 ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合
②登校停止の期間
 出席停止期間は「治癒するまで」とします。登校の再開にあたっては、治癒し登校に支障がないことを証明する医療機関の診断書等を所属する学部の事務部へ提出してください。
③登校停止(出席停止)により欠席した授業等の取扱い
 出席停止により欠席した授業等については、学生の不利益とならないよう、代替措置により適切な配慮を行います。
④感染した場合の報告について
 必要に応じて感染の拡大を防止するための措置を講じる必要があることから、速やかに電話又は電子メール(登校はしないこと)により次に掲げる事項について所属する学部の事務部へ報告してください。
 ・診断日、受診した医療機関
 ・診断日前1ヶ月以内における外国への渡航歴の有無(有る場合は、期間・国名・都市名)
 ・行動履歴等
   a)発熱及び咳などの呼吸器症状が現れた日
   b)授業等への出席状況、本学の関係者との接触状況等、日時ごとの学内における行動
   c)現在の状況、今後の見通し等についての医師等の所見
  上記のa~cを踏まえて、本学は保健所(※注 参照)等の関係機関と相談し、感染拡大防止の対応に努めます。

(2)濃厚接触者として特定された場合
 濃厚接触者と判断された場合は、所属する学部事務部へ連絡してください。当該の学生は登校停止とします。原則としては感染者と接触した日から14日間の自宅待機となりますが、基本的には保健所の指示に従ってください。2週間経過後、状況等について、各自の所属する学部事務部等へ電話で連絡してください。この間、自宅待機中に授業を欠席した場合は、「(1)感染者となった場合」に準じます。

(※注 保健所)
新宿区保健所 TEL 03-5273-3836  東京都内全域対象 TEL 03-5320-4592
大阪市保健所 TEL 06-6647-0641  その他大阪府内保健所は以下をご覧ください。
       http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/corona-denwa.html

6.PCR検査について

 宝塚大学では、特定のPCR検査所と契約をして安価で随時検査ができるようにしています。特に、看護学部学生については、実習に当たって病院等から求められたときは、該当者の検査を行い、検査結果の証明書も発行することにしています。
 個人的にPCR検査が必要な場合も、上記の検査所を利用することができます。大学に相談してください。

7.経済的支援について

 本学は国から「高等教育修学支援新制度」の対象機関として認められています。新給付奨学金制度の対象となった学生は、文部科学省より昨年度から新設された授業料等の減免(年間上限額70万円)の対象になることができますので相談してください。
 加えて、新型コロナウイルス感染症によって、家計が急変した場合は、日本学生支援機構奨学金制度の支援制度がありますから、一人で抱え込まず、すぐに各学部の事務部学務課または学生(学修)支援室や学生相談室に相談してください。
 また、学納金の納入についても、本学には延納制度があります。学納金の納入期日までに納入が難しい場合は、各学部の事務部学務課まで相談ください。

(相談窓口)
東京メディア芸術学部生・大学院生:「学生相談室」または「東京事務部学務課」
 TEL:03-3367-3411 FAX:03-3367-6761 
 メール:tokyo@takara-univ.ac.jp

看護学部生・助産学専攻科生:「学修支援室」または「梅田事務部学務課」
 TEL:06-6376-0853 FAX:06-6373-4829
 メール:kango@takara-univ.ac.jp