宝塚大学

合格体験記

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在学生インタビュー 2022

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  • 受験勉強は辛くて大変な時期ではありますが、今が踏ん張りどきです、頑張って下さい!応援しています!

    \Profile/  長野 吏香子 Nagano Rikako

    学部・学科
    看護学部 看護学科
    学年
    4年次生
    出身校
    奈良県立香芝高等学校
梅田キャンパスは都市型キャンパスです。便利なこと、逆に少し不便なことがあれば教えてください。
便利なところは、都心にキャンパスがあることです。実習や国家試験の勉強に必要な参考書、文房具などを近くの紀伊國屋書店やロフトで購入することができます。また、空きコマなどの時間や昼食の時には、近くにコンビニを利用するだけではなく、友達とランチに出かけることもできます。お店でゆっくり食べる時間がなくてもテイクアウトできる飲食店も多く、いろんなスタイルでランチを楽しめます。息抜きにもなってとても楽しいです。もちろん、時間があれば友達ともショッピングもできます。
学食がないことでお弁当を持参していない時に、大学を出て買いに行くことが少し不便に感じることもありますが、先ほど述べたように都心にキャンパスがあるので、困ることはありません。
「看護と芸術Ⅱ(治療環境とアメニティ)はどんな授業ですか?また、学んで感じたことはありますか?
今年は新型コロナウイルスの影響で全てがオンラインでの受講となりました。この授業では、先生の授業を通じて感じたことや学んだことを時にはパワーポイントを使いながらまとめていきました。そしてそれらを先生がいくつかピックアップし、授業動画の中でフィードバックしてくださいました。
 他の人の発表作品を見る中で、自分にはない視点や感じ方を知ることができ、心が豊かになったように感じました。人それぞれの感じ方や考え方を知ることは、今後看護師となり、患者さんと接していく上ででも重要なものだと改めて気づくことができました。
4年間を通して「芸術の学び」はいかがでしたか?学んで良かったことや、今後活かしたいものはありますか?
私の周囲の友達で、芸術の学びを取り入れている看護大学や専門学校に通っている人はいなかったので、その中で学べたことは貴重な経験だったと思います。
芸術の授業を通して、自分自身を見つめ直すことができ、相手がどのような表現や感情でいるのかを気付くことができたり、芸術は自分の気持ちをリラックスさせてくれることもありました。この芸術の授業があったからこそ、常に相手のことを考えて温かい気持ちで接することが自然とできたのではないのかと思います。例えば、生花の授業で学んだことがきっかけで、お花に関心を持つようになり、公園などに散歩したりすることもありました。
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、挫折しそうになったことはありますか?どのように乗り越えましたか?
3年生の領域別実習の在宅実習で担当した患者さんとそのご家族との出会いです。私が担当した患者さんは自分の意思を言葉にできない状態でした。コロナの影響もあり、患者さんにできる看護が限られていました。その中で、患者さんのためにできる看護は何かを常に考えて実施していました。最終日に、ご家族の方から「ありがとう。母もきっと喜んでくれています。」とお手紙をいただいき、患者さんからも感謝の言葉を頂いた時は嬉しかったです。ただその患者さんに必要な看護が自分の中で見つけ出せない時はとてももどかしく苦しかったです。患者さんの病態やその日の状態、ご家族や看護師、自分で見た情報、自身の看護について悩んだ時は担当の教員や看護師に相談することで今まで見えなかったことが見えるようになり、最終的には患者さんが必要とする看護を提供することができたと思います。
就職活動はどのように行いましたか?「キャリア支援室」はどんな時に利用していましたか?
私は大学2回生の冬ごろに、大学の友人と一緒に合同病院説明会に参加していました。その後の説明会では、コロナの影響により基本はオンラインでの説明がほとんどでしたが、そこで気になった病院などを調べ、その後病院での説明会に参加して、就職したい病院を見つけていました。
キャリアセンターでは、就職活動についての相談、就職したい病院に提出する履歴書の添削や面接練習などをスケジュールを立てて行なってくださいました。キャリアセンターで頂いたアドバイスをもとに、さらに自分でも面接練習などを行っていました。大学の友人とオンラインなどを通じてお互いが試験監督になって面接練習をしたり、大学の先輩から実際に面接練習を見ていただき、アドバイスを頂いたりもしていました。回数を重ねるごとに自分への自信に繋がり、安心して採用試験を受けることができたと思います。
大学で学んで、成長したと感じることはありますか?
相手の立場に立って気持ちを考えることや、誰かと協力する姿勢が改めて身につきました。 恵まれていたのもあって、私と出会った友達や学校の先生は頼もしく、優しい素敵な人ばかりでした。そのような環境の中で、授業でのグループワーク、実習、休み時間などを通して人と関わるうちに相手に関心を持ち思いやる気持ちを大切にすることができました。
また、オープンキャンパススタッフや学祭の実行委員など大学の行事に参加していたので、先輩や後輩、地域の人や他大学の人との関わりや、同じ目標を持ってなにかを一緒に成し遂げる達成感も味わうことができました。この大学に入学して以来、たくさんの人と関わり過ごしてきた日々は自分にとっても毎日成長することができたと思います。
4年の学びを経て「看護師」への意識に何か変化はありますか?
高校生の頃一度、看護師体験というものに参加したことがありました。その時看護師さんと病棟を一緒に周りましたが、まだその頃の自分の中では看護師という職業に対して特に深く考えたこともなく、なりたい職業なだけでした。ここの大学に入学してから、先生の授業や実際の体験した話、コロナの影響もあり多くの臨地実習には行けませんでしたが、学外と学内の実習を通し学んだことにより、自分が患者さんにできる看護とは何かを常に考えるようになりました。次第に、自分のなりたい看護師を見つけ出すことができたのもこの4年間の学びがあったからだと感じました。
将来どのような看護師になりたいですか?
「患者さんの気持ちに寄り添い、その人がその人らしく生きることを支援できる看護師」になることです。どんな時でも患者さんの気持ちに耳を傾け、寄り添う心を大切にしていきたいです。また、入院中も退院後も患者さんが望む普段の生活とできるだけ変わらない生活を送ることができるように支援していきたいです。