宝塚大学

合格体験記

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在学生インタビュー 2021

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  • もしも、しんどい事や辛い事があった時は自分が看護師を目指すようになったきっかけを思い出して!応援しています!!

    \Profile/ 守口 千智 Moriguchi Chisato

    学部・学科
    看護学部 看護学科
    学年
    4年次生
    出身校
    大阪府・清明学院高等学校
梅田キャンパスは都市型キャンパスです。便利だと思うこと、逆に少し不便だと思うことがあれば教えてください。
便利な点は、やはり都会という事もあり大型書店やロフト、飲食店があるところです。特に大型の紀伊国屋書店には看護学生には欠かせない参考書や国家試験などでも役立つ問題集などがたくさん揃っていて、大学の図書館で探して、自分の手元に置いておきたい!と感じた参考書等を、大学帰りに購入することが出来ます。また、学食がないので近くのコンビニや飲食店でテイクアウトができたり、友達と一緒にランチに出かけたりなど息抜きをすることもできます。他にも、アルバイトをするところも多いので、帰りの時間を有効活用ができて、帰宅してからその日の復習も出来ます。不便な点は、先ほども述べたように学食がないという事です。あとは誘惑が多いので自分の中でオンとオフ上手くコントロールすることがポイントだと感じます。
「看護と芸術Ⅱ(治療環境とアメニティ)はどんな授業ですか?また、学んで感じたことはありますか?
今年は、新型コロナウイルスの影響で全てがオンラインでの受講となりました。この授業では、作品を作ったりパワーポイントを作成しました。それらの作品を先生が数人ピックアップし、授業動画の中でフィードバックしてくれます。宝塚大学はアートで看護を学ぶということがモットーにあるように、患者さんの心に寄り添った看護を提供するためには相手との信頼関係はもちろん、観察力や創造力も重要だと考えています。
医療機関でアートディレクターをされている先生がどのような視点で看護と携わっているのかや、今後自分たちが実際に看護師として現場でこれらの芸術と看護をどのように活かしていくのかという事を学ぶことができました。
4年間を通して「芸術の学び」はいかがでしたか?学んで良かったことや、今後活かしたいものはありますか?
全体を通して、看護を学ぶだけでなくアートを通じて自分とはどのような人物なのかという事も学べ、自分を客観視することができました。もともとプライドが高いという事もあり自分を客観視することが苦手でしたが、宝塚大学に入学しアートで看護を学ぶうちに自分の短所と向き合うことが出来るとともに、新しい自分の価値観や相手の価値観にも気づくことができました。今後は、患者さんやそのご家族の方々に寄り添った看護を提供することはもちろんですが、応用できるところは応用して自分にしかできない最善の看護サービスを提供していきたいです。特に私は、メイクが好きなので抗癌剤治療で悩みを抱えていたり、傷口に対するコンプレックスがある方に少しでも前向きになっていただきたいと思っています。セラピーメイクの授業で学んだことですが、亡くなった方にとエンゼルメイク※をすることで生前のその方を想像しながらその方らしい姿にすることでご家族の方も良い別れが出来ると考えています。このような自分の得意分野の芸術も看護に沢山活かしていきたいです。
※故人の尊厳を保つためのメイク
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、挫折しそうになったことはありますか?どのように乗り越えましたか?
3年次生の時に行った領域別実習の成人看護学実習(慢性期)です。領域別実習で最初の分野だったのですが、そこで受け持ち患者さんにパンフレットを作成したことが最も印象に残っています。初めてのパンフレットを作る指導でした。個別性のある内容にするための情報収集が、なかなか上手くいかずどうしたらいいのか分からなくなることもありました。情報収集をしながら実習記録をし、患者さんの検査等についても調べなければならないというタスクの多さを前に、パンフレットを作るのは諦めようと考えたこともありました。睡眠時間も少ない中、本当に大変でしたが何とか完成させ、指導者の方に見てもらい、患者さんに指導が出来た時は達成感を感じました。また、患者さんから「私のためにこんなの作ってくれたの!?大変だったでしょう?ありがとう、大切にするね。きっと良い看護師さんになれるよ。」と言って頂けた時、最後まで諦めないで良かったと感じました。今でもその言葉が忘れられず、しんどい時や辛い時はこの言葉を思い出して頑張っています。
実習で忙しい中、国家試験の勉強はどのように行いましたか?
実習中は記録や調べ物が多かったので、国家試験の対策はあまりできていませんでした。しかし、受け持ち患者さんの疾患やその方に必要な検査などを完璧にできるように勉強しました。そのおかげで、国家試験の勉強を実際に始めた際に、そこの分野に関しては頭に入っていたので実習中に勉強をしていてよかったと感じています。実習がない時には、領域別から出ている課題に取り組む際に、根拠を持って考えるようにしていました。そうすることで、実習の際にはもちろん今思うと国家試験の問題を解く時に繋がっていると実感しています。
就職活動はどのように行いましたか?「キャリアセンター」どんな時に利用していましたか?
私は就職活動を3月から6月に行っており、その時期は、新型コロナウイルスの影響で大学に行けなかったり、緊急事態宣言が発令されたこともあり、なかなか上手く就職活動を進めることが出来ませんでした。ですので、キャリアセンターにもほとんど行けておらず面接の練習もできませんでしたが、履歴書や小論文に関しては、担当の先生がメールで添削をしてくださったので安心しました。面接に関しては、練習をすることが出来なかったので、YouTubeを参考にしながら行いました。YouTubeで「看護師 面接」と検索すると、実際に病院の看護部長さんが面接官になって何をポイントとして見ているのか、どのような人材を求めているのかなどを知ることが出来ます。それを自分が行きたいと考えている病院に当てはめて鏡の前で練習をしていました。 
大学で学んで、成長したと感じることはありますか?
学校では、自分がどのような人間なのか、周りの友達はなぜ看護師を目指しているのかを知ることで自分がなりたい看護師像や自分が看護師を目指すようになったきっかけを改めて考えることが出来ました。また、自分と向き合うことで様々な価値観や創造力を得ることが出来ました。入学当初は、思っていても上手く発言が出来なかったり、間違えていたらどうしようという気持ちが勝ってしまい、思うように行動に移すことが出来ていませでしたが、この4年間、友達や仲間のおかげでその行動を変えていくことが出来ました。また、オープンキャンパスのスタッフや学祭の実行委員に参加することで、先輩や後輩と学年を越えてのつながりができました。沢山いい刺激を受けたことで、看護を行う際に必要な観察力や創造性、相手の事を知ろうとする気持ちも得ることができました。大学に入ってから色んな方々と出会い、刺激を受けたことでたくさんのいい経験が出来たと感じています。
4年の学びを経て「看護師」への意識に何か変化はありますか?
入学当初は、高校を卒業したばかりという事もあり人の命を救える看護師になりたいなという漠然とした考えしかありませんでした。しかし、実習やボランティア活動、大学のイベントのスタッフをしていく中で、本当になりたい看護師は何かを考える機会が多々ありました。人と出会い、繋がりを持つことで自分の理想の看護師像を早い段階から見出すことが出来ました。漠然としたものではなく、人と話すことや関わることが好きという事と、人の命を救うと共にその方の周りの方の笑顔を築きたいと具体的に思えるようになりました。ただ単に、人のためになりたいというだけではなく、人のためになって尚且つ人の命も救いたいと感じ「人の命を救い人の笑顔を築く救命救急看護師」という答えにたどり着きました。この4年間でより具体的な看護師への意識ができたと感じています。
将来どのような看護師になりたいですか?
「人の命を救い 人の笑顔を築く 看護師」になりたいです。ただ単に命を救うだけではなく、重度の後遺症が残った際にそのご家族の方や周りの方も辛い思いをすることになります。また、その人の生きてきた生活背景なども考えながら看護サービスを提供していく必要があると考えています。常に最善を尽くし本当にその方にとって良い選択なのかを考えながら看護を提供できるような看護師になりたいです。