宝塚大学

合格体験記

合格体験記">

卒業生インタビュー 2020

  • 写真
  • 学生の間にたくさん学んで、楽しんでください!

    \Profile/ 辻本 愛梨 Tsujimoto Airi

    卒業年度
    2019年度卒業生
    出身学部・学科
    看護学部 看護学科
    勤務先
    加納総合病院
今現在の所属と仕事内容を簡単に教えてください。
現在、加納総合病院の循環器内科に勤務しています。心不全や狭心症など循環器疾患で入院される方が多いです。主な仕事は朝にバイタルサイン測定を行い、その方にあった食事、排泄、保清の援助を行ったり、手術前後の観察をしたりしています。
なぜこの病院(病棟)を選びましたか?
自宅から近く、奨学金がいただける病院を探していました。病院説明会へ訪れた時、スタッフの皆さんの雰囲気が良く、病院の理念に共感しました。また、家電付きの看護師寮があるというところにも惹かれました。循環器内科を選んだ理由は、実習で関わって理解が深まり、勉強が楽しかったため、さらに追及したいなと思い、選びました。
新型コロナウイルスで大変な中の入職となりました。現場の方はどのように対応され、どのようにこの数か月を感じていますか?
標準予防策で使用する手袋、マスク、エプロンなどの確保、面会制限、発熱外来の設置、陰圧室※の設置などを行っていました。私の勤務する病棟はコロナウイルスに感染した患者様と直接関わることはありませんでしたが、コロナウイルスの流行により、3週間ある予定だった研修が3日となり、早めの現場配属となりました。不安もありましたが、早くから現場にいけるということは経験も多く積めると前向きに捉えて働いていました。※…室内の空気や空気感染する可能性のある細菌が外部に流出しないように、気圧を低くしてある病室のこと
思っていた「看護師」像と実際働いてみたの「看護師」像でギャップはありましたか。
実習で様々な病院へ行かせていただき、病院という場所の雰囲気や患者さんとのコミュニケーションの取り方、看護というものを理解していたつもりでしたが、看護師であるという責任感の重さに時々心が折れそうになります。学生の頃は実習指導者さんや先生に守られていましたが、看護師になるとそうではなくて、患者様の安全・安楽を守るために日々緊張感を持って働いています。
やりがいを感じるときはどんなときですか。
患者様のADL(日常生活動作)が向上した時や、容態が良くなり転棟した患者様にお会いした時、笑顔で退院された時、患者様やそのご家族様に「ありがとう」と言っていただけた時などです。先輩から助言をいただいたり、褒められた時もやりがいを感じます。
日々の業務の中で、大変だと思うことはありますか。また、どのように対応されましたか。
まだまだ勉強不足、経験不足のため急変した患者様への対応やこれから始まる夜勤のこと、人工呼吸器やCHDF(持続的血液濾過透析)などの機器にも触れていかなければならないことを考えると心配になります。心配なことは多いですが、大変だと思うことはありません。勉強して対応していきます。
大学で学んだことは日々の業務に生かされていますか。芸術療法を学んでいてよかったと思うような場面はありましたか。
とても生かされていますが、働き始めてからも日々勉強しています。自己学習しないと患者様に向き合えないと実感しています。選択科目で履修したエンゼルメイクは今後使っていきたいです。同じように芸術療法を学んだ先輩が音楽療法を患者様に行っていることがありました。私も学んだことを生かして患者様に提供していこうと思います。
看護師を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
私は家から近くて通いやすい、さらに都会にあるというところに惹かれて宝塚大学を志望しました。宝塚大学では私の大好きなメイクと音楽を看護に生かすことのできる講義があり、それらを履修できる3年次生になるのを心待ちにしていたのを覚えています。実際その2つの講義はとても楽しかったです。皆さんも自分にあった学びをしてほしいと思います。
皆さんが看護師になりたいという気持ちが実習や国家試験を乗り越える力になるはずです。学生の間にたくさん学んで楽しんでください。看護師になれるよう応援しています。頑張ってください!