宝塚大学

合格体験記

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在学生インタビュー 2023

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  • いつでも対象者の心に耳を傾け、その人の求めるニーズとは何か常に考え、対象者にとって最善の看護が提供できる看護師になりたいです。

    \Profile/  小野 真依 Ono Mai

    学部・学科
    看護学部 看護学科
    学年
    4年次生
    出身校
    大阪府・常翔学園高等学校
梅田キャンパスは都市型キャンパスです。便利なこと、逆に少し不便なことがあれば教えてください。
便利なところは、学校が梅田にあるので授業終わりに遊びに行きやすく、昼休憩もランチに出かけたりと勉強の合間の息抜きにもなります。昼休憩の時間が短くても、テイクアウトのできるお店で買って学校で食べることもできます。
学校では、食堂はないですがお昼にお弁当屋さんが来てくださり、350円とお財布にも優しい値段で美味しいお弁当を買うことができます。また、近くに大きい本屋や雑貨屋もあるので必要な参考書や文房具もすぐに買いに行くことができます。ただ、誘惑も多いのでオンとオフを決め自分をコントロールすることが大切になると思います。
「看護と芸術Ⅱ(治療環境とアメニティ)はどんな授業ですか?また、学んで感じたことはありますか?
宝塚大学では、アートを通して看護を学ぶ授業があります。この授業では、パワーポイントを作成したり、作品を作ったりしました。写真3枚で自分を表したり、なぜ看護師を目指したのかを1人ずつ発表しました。たった3枚の写真でもその人がどんな人なのか、何が好きなのかが想像することができアートの大切さを学ぶことができました。また、友達や実習で同じになった人の看護師を目指した理由を普段は聞く機会がないので、授業を通して聞く事ができて面白かったです。4年次にこの授業を受けることで、将来どのような看護師になりたいか改めて考えることができ良かったと思いました。
4年間を通して「芸術の学び」はいかがでしたか?学んで良かったことや、今後活かしたいものはありますか?
4年間の芸術の授業を通してアートは人を救うことができることを学びました。
1年次生では、華道・書道・茶道の中から自分で選択して受ける授業があります。私は華道を選択し、特に印象に残っているのが生け花です。自分の好きな花の組み合わせで生けて一つの作品を作っていき、先生にフィードバックをもらいます。その時に、花の色の組み合わせや枝の長さ、生け方など作品の全体を見るだけでその人がどのような性格をしていてどのような思いがあるのか分かることを学びました。
一般的な治療方法として化学療法・食事療法・薬物療法などがありますがアートを使った芸術療法は人の心に寄り添い、特に精神疾患などの心の病気がある人に対して効果が期待できると思います。4年間を通して学んだことを活かして、心に寄り添い対象者のニーズに応えることのできる看護師になりたいです。
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、挫折しそうになったことはありますか?どのように乗り越えましたか?
3年次生の時の領域実習の老年看護学実習です。私が受け持たせていただいた患者さんは介助なしでは起き上がることが出来ず、日中はほとんどベッド上で過ごしている状態でした。3週間受け持たせていただく中で自分は何ができるのかを考えました。1週目にはできなかったトイレまでの移動が3週目にはできるようになった時は、すごく嬉しかったです。患者さんのADLが向上していくにつれ、患者さんの表情も変化していき患者さん自身の自信にも繋がるのだと感じました。また軽度の認知症があり、毎朝挨拶に行った時に私のことを忘れていたりする日があったのですが、実習最終日に挨拶に行った時は私の手を握り「ありがとう」と何度も伝えてくれた時は私が行いたい看護とは何か分かったような気がしました。
実習では、私の知識不足などで分からないことが多かったり、何をしたら良いか悩んだりすることも多かったです。しかし、一緒に取り組んでいるメンバーと励ましあったり、担当教員にいつでも相談できるので乗り越えることができました。ですので、1人で抱え込まず実習メンバーや担当教員に相談することが大事だと思います。
就職活動はどのように行いましたか?「キャリア支援室」はどんな時に利用していましたか?
3年次生の5月頃から就職説明会などに行き、数多くの病院を調べました。年末までには就職したいところを絞りました。私は就職先の面接日が実習中であったため、キャリア支援室を利用することは出来なかったです。ですので、履歴書や面接練習は図書館で本を借りたり、YouTubeを参考にしました。
大学で学んで、成長したと感じることはありますか?
多方面から物事を考える力が身につきました。授業でのグループワークや実習を通して、自分の価値観で物事を考えるのではなく相手の立場になって考えることで様々な方法を考えることができるので、学びを深めることができました。毎日、同じ目標に向かって勉強する仲間がいるので辛い時でも一緒に乗り越えることができます。
実習で受け持った患者さんや実習先の指導者さん、学校の先生や友達など大学に入学してから人と関わる機会が増えました。様々な考え方を持つ人と関わることで刺激が加わり、毎日成長することができたと思います。
4年の学びを経て「看護師」への意識に何か変化はありますか?
大学に入る前は、看護師がどのような職業か深くは考えたことはなく、テレビで見る程度でした。ただ人の役に立ちたいという考えで看護師を目指しました。大学に入学し、授業や実習での4年間の学びを通した今では、なりたい看護師像というものが具体的にみえるようになりました。看護とは何か、看護師とは何かを学ぶことで患者さんにとってより良い看護とは何か考えるようになりました。
人それぞれ経験してきたことは異なるため価値観も人の数だけあると思います。その人にあった看護を提供するために自分が出来ることは何か考えることができるようになったのは、4年間の学びで看護師への意識や責任感が深まったからだと感じています。
将来どのような看護師になりたいですか?
「対象者やその家族の気持ちに寄り添い、ニーズに応えることのできる看護師」になることです。どんな対象者でも大小の違いはあっても不安な気持ちはあると思います。また、人それぞれ求めるものも異なると思います。ですので、いつでも対象者の心に耳を傾け、その人の求めるニーズとは何か常に考え、対象者にとって最善の看護が提供できる看護師になりたいです。
受験生のみなさんへのメッセージ
辛いとき、苦しいとき、逃げ出したいときがあると思います。そんな時は、自分が看護師を目指したきっかけなどを思い出して頑張ってください‼︎応援しています‼︎