宝塚大学

看護学部

カリキュラムの特長

人間への深い理解を育む、「心の癒し」を重視したカリキュラム

本学の3つのポリシーを教育の柱に活かすため、以下の5つの柱を立て、新カリキュラム科目を位置づけます。

①Study Skills(大学で必要な学習方略とスキル、基礎学力の育成)
②Career(社会人基礎力とキャリアビジョンの育成)
③Art(看護とアートの学び)
④Society&Diversity(グローバル社会と多様性の時代を生きる力の育成)
⑤Humanity&Ethics(人間理解の深化と倫理観の涵養)

教育課程の編成

基礎分野

教養としての位置づけと、専門科目を理解していく基盤とする
「人間と科学」「人間と社会」「人間と文化」「人間と語学」に分類し科目内容を構築。加えて人間が生活をしていく中で必要な社会性、および学びを深めるために必要な能力として、読む・書く・聞く・話すなどの能力を身につけるために必要な教育内容とする。

人間と科学

人間と社会

人間と文化

人間と語学

専門基礎分野

専門科目の内容理解の基盤とする
「人間の理解」「健康と疾病の理解」「関係の発展」に分類し、科目内容を構築。人間を心身両面から理解するために必要な科目と社会や医療を幅広く理解する科目を配置する。

人間の理解

関係の発展

健康と疾病の理解

専門分野

教育内容の中心概念として、「看護実践力の育成」をおく
「看護とアート」「看護の基礎」「看護の発展」「看護の実践」「看護の統合」に分類。「看護とアート」では、癒しと芸術について、人間の内なる自然力を回復させるアートの可能性について学ぶ科目を配置。「看護の基礎」では、看護実践の基盤となる科目を配置。「看護の発展」では、対象の発達段階、看護の場、看護の機能の特徴から6領域(地域・在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、)に分け、それぞれの領域ごとに科目を構築。「看護の実践」では、9領域の看護学実習科目を配置。「看護の統合」では、学生が主体的にキャリア能力を持続的に育成し続ける学修力育成に必要な科目を配置する。

看護とアート

看護の基礎

看護の発展

看護の実践

看護の統合

4年間の学び

1年次

基礎分野の科目を通して幅広い教養と感性豊かな人間性を育みつつ、看護の基本技術や倫理観、知識を修得。初めての臨地実習では、看護場面の見学を通して、看護の機能や役割を理解します。

必修科目/選択科目/★本学の特徴的な科目

基礎分野
  • 人間と科学
    • 統計学入門/心理学への招待/ヒトと生物学/環境と生態/化学/看護とサイエンス
  • 人間と社会
    • 人間関係概論/法律入門/キャリア教育I/家族社会学/地域・福祉・ボランティア
  • 人間と文化
    • 茶道と香道の理論と表現★/生け花の理論と表現★/書芸術の理論と表現★/デッサンと表現★
  • 人間と語学
    • 英語I・Ⅱ/英会話Ⅰ・Ⅱ/フランス語Ⅰ・Ⅱ/中国語会話Ⅰ・Ⅱ/イタリア語Ⅰ・Ⅱ/ドイツ語Ⅰ・Ⅱ/韓国語Ⅰ・Ⅱ
専門基礎分野
  • 人間の理解
    • 医療概論(生命倫理)/医療行動科学/栄養と健康/癒しと芸術
  • 健康と疾病の理解
    • 人体構造機能論I・Ⅱ・Ⅲ/病態治療学I/ 感染と免疫/運動と健康Ⅰ・Ⅱ
  • 関係の発展
    • 情報処理I/情報処理Ⅱ
専門分野
  • 看護とアート
    • 看護とアートⅠ(治療環境とアメニティ)
  • 看護の基礎
    • 基礎看護学概論/基礎看護学援助技術Ⅰ・Ⅱ/基礎看護コミュニケーション論/看護理論
  • 看護の実践
    • 基礎看護学実習Ⅰ

2年次

2年次になり、学びはより専門的な段階へ。看護を必要とする人々のライフサイクルや状態に応じた看護方法を修得し、相手の立場を考えた看護の実践を学びます。

必修科目/選択科目/★本学の特徴的な科目

基礎分野
  • 人間と科学
    • 映像表現の理論と実践
  • 人間と社会
    • 発達心理学/ジェンダー論/医療ジャーナリズム論/キャリア教育II/ダイバーシティと共生
  • 人間と語学
    • 英語II・Ⅲ・Ⅳ
専門基礎分野
  • 人間の理解
    • 医療人類学/死生学
  • 健康と疾病の理解
    • 病態治療学II・ III/生化学/臨床薬理学/公衆衛生学/疫学・保健統計/衛生関係法規
  • 関係の発展
    • 社会保障と福祉/医療と経済/臨床心理学
専門分野
  • 看護とアート
    • 看護とアートⅡ(治療環境とアメニティ)/看護とアートⅢ(笑い療法)★/看護とアートⅣ(音楽療法)★/看護とアートⅤ(絵画療法)★/看護とアートⅥ(陶芸療法)★/看護とアートⅦ(セラピーメイク)★/看護とアートⅧ(アロマテラピー・タッチケア)★/看護とアートⅨ(推拿)★
  • 看護の基礎
    • ヘルスアセスメント/看護過程展開の基礎
  • 看護の発展
    • 地域・在宅看護概論/成人看護学概論/老年看護学概論/地域・在宅看護学援助論Ⅰ・Ⅱ/成人看護学援助論Ⅰ・Ⅱ/老年看護学援助論Ⅰ/小児看護学概論/母性看護学概論/精神看護学概論/小児看護学援助論Ⅰ/母性看護学援助論Ⅰ/精神看護学援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 看護の実践
    • 基礎看護学実習II

3年次

ライフサイクルに応じて健康レベルを捉えた看護援助を修得し、実習を通して科学的根拠に基づく看護実践を学びます。また、自ら問題意識を持って研究・探究を進める姿勢を身につけます。

必修科目/選択科目/★本学の特徴的な科目

専門分野
  • 看護の基礎
    • 看護マネジメント論
  • 看護の発展
    • 地域・在宅看護学援助論Ⅲ/成人看護学援助論Ⅲ/小児看護学援助論Ⅱ/母性看護学援助論Ⅱ/老年看護学援助論Ⅲ
  • 看護の実践
    • 成人・老年看護学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/小児看護学実習/母性看護学実習/精神看護学実習/地域・在宅看護学実習/看護とアート実習
  • 看護の統合
    • 看護研究Ⅰ/統合看護演習Ⅰ

4年次

知識と技術を有機的に融合させる集大成の年。日本国内外で活動する看護専門職者に必要なチーム医療、看護ケアのコーディネートやマネジメントの実践能力も養います。

必修科目/選択科目/★本学の特徴的な科目

専門分野
  • 看護の実践
    • 総合実習
  • 看護の統合
    • 看護研究Ⅱ/統合看護演習Ⅱ/国際看護活動論/災害看護活動論/チーム医療論/看護の生涯教育論