宝塚大学

助産学専攻科

授業ピックアップ

特長のある授業

アートとグリーフケア

産科は、新しい生命の誕生に立ち会うことができる明るいイメージが先行する一方、死産といった悲しい場面に寄り添うことも必要とされます。この講座では、助産師として対象者のグリーフ(死別などによる深い悲しみ)に寄り添えるよう、グリーフケアの基本的な考え方を学び、母親や家族へのグリーフケアはもちろん医療者自身のグリーフケアの在り方についても考えます。さらに宝塚大学の特長でもあるアートを駆使し、母親が自ら行うグリーフワーク(産着やメッセージカードの作成)など、実践の場で活用できる方法も修得します。

アートとグリーフケア
アートとグリーフケア

アタッチメント・ベビーマッサージ

本学は、一般社団法人日本アタッチメント育児協会の認定校となっており、ベビーマッサージ教室を運営できるインストラクターの資格を取得することができます。マッサージの手技を取得するだけでなく、母と子のアタッチメント(愛着関係)の重要性を発達心理学という学問の視点から学び、実際の運営方法も修得します。宝塚大学助産学専攻科キャンパスでは、学生が助産学実習で分娩介助をしたお母さん達をお招きし、学生主催のベビーマッサージ教室を開催します。

ABM演習(インストラクション演習)

ABM演習(インストラクション演習)

ABM演習(足裏のマッサージ)

ABM演習(足裏のマッサージ)

アタッチメント・ヨガ

妊産婦と生後6か月までの赤ちゃんとお母さんのために、一般社団法人日本アタッチメント育児協会が、専門家と一緒に独自で作ったヨガ教室運営のインストラクター資格が取得できます。「心理学と育児」の観点から開発されたこのヨガは、妊婦と赤ちゃんが「つながる」ことを目的とした簡単なポーズで構成され、育児についても学ぶことができます。また、生後間もない赤ちゃんとお母さんの関係はマタニティ期の状態に近いことから、母子が1つになって行うスタイルのヨガであり、母性の発達や精神的健康を促進することが期待できます。

アタッチメント・ヨガ
アタッチメント・ヨガ

アーバンヘルス特論

アーバンとは都会という意味ですが、とりわけ都会に多くある健康問題について考える講義です。
HIVをはじめとする性感染症の感染拡大の現状や、その経年変化について疫学データを紐解きながら解説します。また、ドラッグと呼ばれている薬物使用(その背景にある依存症への理解)や性暴力被害者を対象にする支援団体の活動を知ることを通じて、助産師としての役割を考える講義を展開します。

アタッチメント・ヨガ