メディアデザイン分野

総合力を育成
表現を伝えるメディアは日々進化しています。一つのメディアでは表現できないこともたくさんあります。本分野では、マンガやイラストレーションから映像、音楽まで、あらゆるメディアを学び、それらを掛け合わせてデザインし、新しいコンテンツを生み出す力を身につけます。
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- 理論と実技の両面から
企画力を身につけていく - 今、世の中ではどういったものが必要とされているのか。あるいは、世の中に足りないものは何なのか。これらの内容を、広い視点から総合的にリサーチ・分析。発見した内容を多くの人が理解できるカタチに表現し、新たなアイデアとして社会に対して提案していくことのできる企画力を身につけます。
- 理論と実技の両面から
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- 自分のアイデアをデザインとして
成立させる表現力を磨く - アイデアは思いついただけでは意味がありません。空間やビジュアル、サウンドなど、さまざまなカタチに表現し、多くの人の目にふれることで、初めて意味が生まれます。本分野では、そのための基本的な方法論や技術を実践的に指導。アイデアを具体的なデザインとして成立させる表現力を育んでいきます。
- 自分のアイデアをデザインとして
4年間の流れ
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- 1年次
分野を横断して
学ぶ -
各分野を横断して学び、それぞれのコンテンツの魅力と可能性を探ります。学びを通じてどのようなカタチでアウトプットするかを考えることで、企画力や発想力を育成します。
映像制作
- 1年次
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- 2年次
デザインの基礎
トレーニング -
デザインの概念を理解し、幅広い表現方法を研究・体験することで、表現の多様性や美的感覚を養成。C Mをはじめとした広告表現やW e b デザインを通じて、P Cスキルも身につけます。
アドバタイジング
- 2年次
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- 3年次
実践を通じて
スキルアップ -
これからの時代に求められるデザインスキルを、実践的な計画立案、制作から身につけます。また、デザインサーベイやアドバタイジングのスキルを体得していきます。
デザインサーベイ
- 3年次
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- 4年次
卒業制作 -
各自が将来進もうとしているジャンルを念頭に、自由な観点から卒業制作に取り組みます。提案性の高い制作を行い、自分自身が今後携わるデザインの分野を示していきます。
卒業制作
- 4年次
メディアデザイン分野で学べること
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グラフィックデザイン デザイナーとして基礎的な技術を身につけます。学外のイベントや企業と連携した広報物の制作で、実践力を高めています。
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映像デザイン 映像メディアに必要な機材やソフトの使い方、発信方法を学び、次世代の映像制作にも挑戦します。
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空間デザイン コンテンツそのものだけでなく、それをどのような空間で展開するかを修得。ステージデザインや照明など、見せるためのデザインを学びます。
こんな将来につながる
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- カメラマン 増田 結衣
2018年卒業
千葉県 植草学園大学附属高等学校 出身 - 映像を学びたいと入学したのですが、クロマキー研究の授業で撮影を担当した経験から、カメラを自分で購入し、卒業制作も写真作品を展示しました。撮影技術は独学ですが、カメラというチャンスに出合えたことに感謝しています。今は仕事の現場でベテランのカメラマンから吸収する日々ですが、記憶を呼び起こす写真の魅力を追求していきたいです。
- カメラマン 増田 結衣
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- 仲村 悠作
4年生
千葉県 千葉日本大学第一高等学校 出身 - やりたいことが実現でき毎日が楽しくて仕方がありません。今年の10月に、「アート&テクノロジー東北2021」に出品した作品で、優秀賞と審査員特別賞をいただけました。2018年に続いて2回目の受賞です。渡邉哲意先生に指導していただき、やりたいことにチャレンジさせてもらえる最高の環境です。
- 仲村 悠作
教授紹介
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コンテンツを適切な表現物で、社会にアウトプットする力を身につける
人々から求められるものを、いかによりよいカタチで発信するか。これを追求することが、メディアデザインの役割です。世の中にはあらゆるコンテンツがありますが、今やメディアミックスという考え方が浸透し、横断的な発想力が求められています。本分野では、コンテンツ全般を俯瞰して、さまざまなメディアで発信できるディレクション能力を持つ人材の育成を目指しています。
渡邉 哲意 教授
- 担当科目
- 表現実践I・II、卒業研究I・II
- PROFILE
- 宝塚造形芸術大学大学院メディア・造形研究科博士課程修了。博士(芸術学)。大学院在学中に映画「ウルトラマンゼアス2」光線CG制作チームに参加。映像制作のほか、音楽関係のグラフィックデザインを多く手がけ、2004年、京都高台寺春の特別拝観ライトアップにて「四神相応」演出映像を担当。