社会連携活動
本学が立地する地域や周辺自治体などとの連携、 また企業との産学連携も、 本学が積極的に取り組んでいる社会貢献のひとつの形です。 芸術系大学ならではの知と技術 の資産を活用し、地域と密に連携した活動、各自体が抱える課題解決へ向けた取り組みなどは、地域の教育や文化活動にも大きく貢献しています。
企業との連携
ビー・エム・ダブリュー株式会社
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MINI GIVEAWAY 2024 TOTE BAG DESIGN PROJECT
ドイツの自動車メーカーBMWの日本法人、ビーエムダブリュー株式会社のMINIディビジョンとの産学連携企画として2023年10月から「MINI GIVEAWAY 2024 TOTE BAG DESIGN PROJECT」に取り組みました。 本事業は、感度の高い若い世代の自動車業界への興味関心の増進を図ることを目的として、2024年より展開されているMINI新モデルのコンセプトを踏襲したトートバッグのデザインを公募した企画です。学生はBMW GROUP Tokyo Bay(東京都江東区)にてブランドの歴史やデザインテーマなどを説明するオリエンテーションに参加しイメージを膨らませてデザインに取り組みました。最終的に学生が応募した75作品の中から最優秀作品3作品が選定され、2024年3月より全国のMINI正規ディーラーにてノベルティとして活用されています。
ANA X株式会社
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ANA Pocketキャラクターデザインコンペ
ANA X株式会社との産学連携の取り組みとして、スマートフォンアプリ「ANA Pocket」の公式キャラクターを学内で公募。学部生22名がデザインコンペに参加し、最終審査の結果、当時3年生が制作したキャラクター「ふわもちゃん」が旅のガイドとして選出されました。 「ANA Pocket」はANA Xが運営している「移動によりポイントが貯まるスマートフォンアプリ」で、この度、利用者の旅のガイドとしてキャラクターを導入することでエンタメ性を高め、さらなる移動のモチベーション向上に繋げることを目的として、キャラクターデザインコンペが実現しました。 「ふわもちゃん」はANAのブランドカラーをイメージした青色を基調とし、“Pocket”をイメージさせるモモンガをモチーフとしたキャラクターで、幅広い年齢層に愛されるような可愛らしい丸みのあるデザインです。
自治体・高等学校との連携活動
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新宿区との取り組み
区民の健康づくり啓発ポスター作成 学部1年次の学科必修科目「表現実践」では、新宿区が抱える課題に学生が取り組むPBL(Project Based Learning)型授業を行っており、近年は「区民の健康づくり」のための普及啓発ポスターの作成依頼を受け学生がグループで課題に取り組んでいます。区職員からの説明を受けた後、各グループがリサーチ結果に基づいてポスターを作成し、最後は新宿区職員の前でプレゼンテーションをして、改善点などについてフィードバックを受けることで、自身の学びにも活かします。完成したポスターは新宿スポーツセンターに展示され訪れた区民へ公開されます。
▶青少年の薬物乱用防止啓発動画の作成
新宿区保健所から制作依頼を受けた本取り組みでは、動画企画・コンテ案の学内公募を経て、「大学生を中心とする青少年向けの薬物乱用防止の啓発」をテーマに、同年代である大学生の視点を活かした動画制作に取り組みました。2023年度は当時3年生2名の案が採用され、教員の指導のもと完成版を作成しました。完成した動画は新宿大ガードのユニカビジョンや南口フラッグスビジョンといった屋外大型ビジョンで放映され多くの人の目に触れる機会となりました。
▶新宿警察署との「サポート詐欺被害防止」に向けた取り組み
警視庁新宿警察署からの依頼を受け、メディアデザイン分野の学生が「サポート詐欺」被害の防止を呼びかけるイラストを作成し、新宿警察署より感謝状が贈呈されました。イラストは封筒に印刷され、新宿区内のコンビニエンス・ストアで電子マネーを購入した人に配布されるもので、封筒の裏面には「詐欺チェックリスト」も記載されており、詐欺被害の防止に役立てられています。
▶地元商店街との活性化に向けた取り組み
近隣に位置する商店街「若原共栄会」の魅力づくりに向けた取り組みとして、2022年度から連携を開始。商店街主催のイベントに学生が「似顔絵缶バッジ」ブースを出店したり、商店街の現状調査を行ったうえで地域性を活かしたデザインのポスター等を作成したりするなど、学部のデザイン教育資源を活用した取り組みを行っています。
▶その他の取り組み
しんじゅく健康フレンズうちわデザイン/広報新宿4コママンガ制作/新宿スポレク出展 等
高等学校との連携活動
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本学部は、芸術教育を通じて社会に貢献することを目的として高大連携の取り組みを推進しています。この取り組みは、授業だけでは得ることのできない実践の場として、学生が高校で自身の知識や経験を活用する機会を創出します。これにより、高校と大学の双方で教育活動の向上を目指しています。
主な取り組み:「総合的な探求」支援/「光のアートで校舎を包もう」プロジェクト/教育コンソーシアム/文化祭等のステージ演出(音響・照明)等
連携協定締結高校:北鎌倉女子学園高等学校/香里ヌヴェール学院高等学校/品川エトワール女子高等学校/成女高等学校/東京女子学院高等学校/新渡戸文化高等学校/白鵬女子高等学校(2024年度)

茨城県ひたちなか市
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茨城県ひたちなか市の那珂湊第一小学校と地域活性化を目的としたワークショップを開催しています。学生と小学生が協働で、ひたちなか海浜鉄道湊線の鉄道ヘッドマークや、個性豊かな旗「BANKOKKI」を制作。これらの作品は、ひたちなか海浜鉄道の協力のもと実際に運行している列車に取り付けられたり、那珂湊駅で展示されたりするなど、地域の文化振興に寄与しています。また電車に作品を投影する「ひたちなかプロジェクションマッピング」の運営にも教員と学生が協力。茨城県内外の高校生によるコンペティションを盛り上げています。
