マンガ分野

マンガ文化を世界に発信
マンガ文化を世界に発信できる人材を育てるために、基本となる物語づくりと作画の技法を指導します。現代に必須のデジタル表現、コミックイラスト、キャラクター表現にも対応しています。
4年間の流れ ※2024年度カリキュラム
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- 1年次
マンガの基本を理解 -
マンガ原稿用紙の使い方やデッサン、パースなど、基礎から学修します。アナログはもちろん、最新ソフトウェアによるデジタルでの描画技術も身につけ、 マンガ家としての土台をつくります。
- 【専門科目】
- ● 現代漫画文化論Ⅰ・Ⅱ
- ● マンガ表現基礎
- ● マンガ背景美術Ⅰ
- ● ストーリー創作基礎
- ● 日本漫画史
- ● マンガ表現研究
- ● 人物描写基礎
- ● 非言語コミュニケーション論
- ● コミックイラスト概論
- 1年次
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- 2年次
作品づくりの基礎技術を修得 -
1年次で身につけた基礎をふまえ、ストーリーマンガ・キャラクターイラストなどの作品制作を行います。また、既存のマンガ作品を分析・研究することにより、ストーリーづくりや演出の方法を学びます。
- 【専門科目】
- ● マンガ背景美術Ⅱ
- ● ペン画表現研究Ⅰ・Ⅱ
- ● 物語創作作法
- ● ストーリーマンガ制作基礎
- ● コミックイラスト演習Ⅰ・Ⅱ
- ● デジタルマンガ表現技法Ⅰ・Ⅱ
- ● マンガ制作基礎
- ● ストーリーマンガ論
- ● マンガ企画制作概論
- ● 現代マンガアニメ研究
- 2年次
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- 3年次
投稿作品の完成を目指す - 出版社への投稿や持ち込み、キャラクターコンペなどの発表を本格的に開始。毎年、マンガ分野で出版しているマンガ雑誌『NEO(ネオ)』も、学生
たちが編集から発刊・販売までを手掛けます。編集者講評会も行います。
- 【専門科目】
- ● 物語文化論
- ● キャラクター造形演習
- ● マンガ制作実習Ⅰ・Ⅱ
- ● マンガ編集論
- 3年次
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- 4年次
卒業制作 -
4年間の学びの集大成として、卒業制作と論文に取り組みます。前期には「卒業制作合宿」などを行い、これまでの学びで培ってきた力により卒業制作と論 文を完成させます。
- 【専門科目】
- ● 卒業研究Ⅰ
- ● 卒業研究Ⅱ
- 4年次
マンガ分野で学べること
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マンガ制作 道具の使い方、作画力、発想力など、総合的な力をバランスよく学びながら制作に取り組みます。
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コミックイラスト・キャラクターデザイン スマートフォンなどの普及により変化しているマンガのカタチに合わせ、充実したデジタル教育を実施しています。
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ストーリー制作 優れた作品は、優れたストーリーがあってこそ。物語の構成方法を学びます。
こんな将来につながる
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マンガ家/ゲームクリエイター
ナンキダイ- 2013年卒業
埼玉県 浦和学院高等学校 出身 - 大学に入学するまでアナログ技法でマンガを描いていま したが、デジタル制作の方法を学んだことで、夢だったマンガ家、そしてゲームクリエイターへの道が開けました。現在はホラーゲーム『キミガシネ-多数決デスゲーム-』を制作し、ゲームをベースにしたコミック、小説、4コママンガなどを手掛けています。在学時は他分野の科目を履修できる仕組みがなく、ゲームに関しては独学ですが、大学の自治会活動を通して仲良くなったゲーム分野の友人は今も相談にのってくれる大切な存在。分野の垣根を超えて築けた友人関係は私にとって財産です。
- 2013年卒業
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2年生
岩澤 遥琉- 埼玉県 埼玉平成高等学校 出身
- オープンキャンパスで先生や先輩と話して良い印象だったことや、都会の洗練された環境から刺激をもらえる新宿という立地に魅力を感じたことが、宝塚大学を選んだ理由でした。当たり前のことですが、まわりの学生は皆、絵が好きで画力のある人ばかり。自分にはない画風や個性を持つ作品を見ることが良い刺激となり、学ぶ意欲が日々高まっています。入学するまでマンガを描いた経験がなかったため、この分野の奥深さと難しさを実感しているところです。さらに、ストーリーやコマ割りなどを短時間で考えるプロの技量を思い知りました。卒業後はコミックイラストをベースにした仕事に就きたいと考えています。絵には完成というものがなく、まだまだ成長の余地はいくらでもあると考えているので、残りの学生生活の中でさまざまなことを吸収しながら力を伸ばしていきたいと思います。
授業紹介
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デジタルマンガ表現技法Ⅱ
青田 めい 助教デジタルでマンガを制作する基礎技術を修得します。CLIP STUDIO PAINTを使用し、1本マンガが描き上げられる表現手法、作画方法を身につけます。制作過程や疑問点の発表を通じて教室全体で情報共有を行い、より効率的なマンガ制作を目指します。
【授業を通じて身につく能力・スキル】
● CLIP STUDIO PAINTを使用し、カラー、モノクロ問わず投稿作の仕様に合ったマンガが制作できる。
● 締め切りまでにマンガを仕上げる計画を立てることができる。
● 相談力、対話力を養い、編集者との会話技術を身につける。