宝塚大学

研究活動

宝塚大学研究データポリシー

宝塚大学研究データポリシー

令和6年12月4日決定

研究活動において、生成・収集・解析された研究データを適切に管理・保存し、情報開示によって利活用を促進することは、学術研究の発展に貢献する。 宝塚大学は、「公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方」(令和3年4月27日 統合イノベーション戦略推進会議)を踏まえ、研究データの適切な管理に関して構成員が順守すべき基本的な行動規範を定めることにより、学術研究の公平性・信頼性の確保に寄与する。

1 本ポリシーにおける「研究データ」とは、本学の研究活動の過程で研究者によって生成・収集・解析された情報を指し、電子化・非電子化は問わない。

2 研究者は、それぞれの研究分野における研究倫理指針などに従って研究データを適切に管理する。研究データを公開するか否か、公開する場合の公開先や公開期間、有償・無償提供の判断は、原則として研究者が行うものとする。

3 宝塚大学は、研究データが学術や社会の発展に貢献するとの認識に基づき、特段の定めがある場合を除き、可能な限り社会に公開し、その利活用を促進する。

4 研究者は、研究の進捗段階に応じて、次のとおり研究データを管理する。
 (1)研究者は、研究実施前に別紙様式例を参考に研究データ管理計画(Data Management Plan、DMP)を作成し、研究データ管理体制(人員、予算、環境)を構築する。
 (2)研究者は、研究実施中において、①研究活動の履歴が確認可能となるよう研究データの適切な管理・保存、②研究成果の根拠となる研究データの確実な保存、③機微な研究データの取扱いに関する責任ある対応、④共同研究を行う場合の研究データの帰属・管理権限の明確化を着実に実施する。
 (3)研究者は、研究実施後、第三者による研究データの利活用がしやすくなるよう説明情報とメタデータを付加するものとする。また、可能な限り永久識別子(PID:研究データのDOI、研究者IDなど)を付加するものとする。

5 宝塚大学は、研究データの共有、公開、保存、研究者の異動・退職に伴う手続などの環境を整備する。

(参考)用語の解説

PID(Persistent Identifier):デジタルオブジェクトを唯一(固有に)かつ恒久的に識別するID

DOI(Digital Object Identifier): デジタル化コンテンツを含むあらゆるオブジェクトに対して付与される永続的なID

研究データ管理計画様式例