宝塚大学

理念・歴史

理事長メッセージ

本法人は、1967年(昭和42年)大阪府箕面市に学校法人関西女子学園として創立され、関西女子学園短期大学を開設したのがはじまりです。その後、4年制大学である宝塚造形芸術大学(のちに宝塚大学へと名称変更)を開設するなど、常に社会のニーズをいち早く捉え、改組転換を行って参りました。
これまで本法人が貫いてきた建学の精神は「芸術と科学の協調」です。そこで謳う“芸術”とは人間の心を豊かにする「表現力」のことです。“科学”とは確かな「技術力」のことです。本法人及び本学では、この「表現力」と「技術力」が結び付き「協調」することによって育まれる能力を発揮し、現代社会における生活文化の向上や産業社会の発展に貢献できる人材の育成を図って参りました。

時代は平成から令和へと移り変わり、早5年となります。またそれと同時に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延という未曾有の事態に直面し、大学教育の在り方も大きく様変わりいたしました。我々が生きる世界自体、これまで以上の速いスピードで変革が進んでおります。
本法人はこの間、新しい価値観を創造する先駆的な法人を目指し、法人名称を「学校法人宝塚大学」に変更、また今年1月には「地域社会に根差した講座の開講」「高大連携」「在学生や卒業生の交流の場」としての活動拠点「宝塚南口サテライトキャンパス」を阪急宝塚南口駅下に開設いたしました。4年後の2027年(令和9年)、法人設立60周年、大学設立40周年という大きな節目を迎えますが、今後の更なる飛躍に向け、現在も弛むことなく様々な取組みを行っているところです。

昨年度、本法人及び本学は、大学の教育研究水準の向上に資することを目的に財団法人日本高等教育評価機構による大学機関別認証評価を受審し、本年3月14日付けで同機構が定める大学評価基準に適合していることの認定を受けました。今後におきましても、安定した基盤のもと、常に変化していく現代社会の要求に応えることのできる人材の育成を目指し、関係者一同励んで参る所存でございます。

引続き皆様方のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年(令和5年)4月

学校法人宝塚大学 理事長 玉本 隆一