宝塚大学

合格体験記

合格体験記">

在学生インタビュー 2019

  • voice 05 写真
  • 妊産婦さんにこんなケアをしたい!と具体的なイメージを持っているとモチベーションに繋がると思います。

    \Profile/ 山本 絵梨奈 Yamamoto Erina

    学部・学科
    看護学部 看護学科
    出身校
    兵庫県立大学 出身 2019年3月修了生
なぜ助産師の道に進もうと思いましたか?また、宝塚大学助産学専攻科を選んだ理由は?
何となく助産師良いなぁと興味はあったのですが、漠然としていたので、大学卒業後は看護師として働くことにしました。消化器内科病棟で勤務していたので、ターミナルケア・がん看護が中心でした。患者さんのケアを日々考える中、生命の誕生を学びたい!助産師になりたい!という思いが確実になりました。進学後は休職予定だったので、勤務先近くの学校を探していて、宝塚大学を知りました。オープンキャンパスに参加し、先生との距離が近いことや国家試験勉強に集中できる環境、アートとグリーフケアなど様々な授業があり、幅広い知識を学ぶことができると思い、受験を決めました。
入学して「良かった」こと、また「大変だった」と思うことは何ですか?
私の場合、入学式の数日前まで病棟勤務をしていたので、学校生活に慣れるかな…と不安が大きかったです。ですが、入学後は、専攻科生10人すぐに仲良くなり、困ったことがあればすぐに先生にも相談しながら久しぶりの学校生活を楽しむことができました。中には楽しいことばかりではなく、毎日課題に追われたり、実習記録が難しく睡眠時間が短くなったりと大変でした。辛いなぁと思うこともありましたが、仲間や先生方に支えられ、あとは学びたいと気持ちと気合いで乗り越えることが出来たと思います。助産学校(助産学専攻科)の1年は濃い!と友人から聞いていた通り、本当に濃い日々だったと思います。また、今まで行なってきた看護について考え直す機会にもなり、進学してよかったです。
宝塚大学の特色である「アートとグリーフケア」「アタッチメント・ヨガ」「ベビーマッサージ」の授業はどうでしたか?また、実習で役立ったこと、今後活かしたいものはありますか?
「アートとグリーフケア」では、相手の立場になって考えることの重要性を再確認しました。産科は「おめでとう」という印象が強いですが、“昨日までお腹の中で生きていた赤ちゃん”を失った方へのケアも助産師にとって大切であると改めて学ぶことができました。「アタッチメント・ヨガ」「ベビーマッサージ」も臨床の現場で活かしていきたいです。
一番好きな授業は何ですか?また、その理由を教えてください。
技術演習です。妊婦検診で行なう保健指導案の作成・分娩介助・両親学級など、講義や演習を通して、自分が助産師になった時に臨床ですぐ使用できるように努力しました。また演習で作成した指導案を実習で使用した時、妊婦さんから「分かりやすい」と言われ、学内で頑張って良かったと思いました。
実習はどのようなスケジュールでしたか?
実習開始は7月からと8月からに分かれ、2人ずつペアで実習します。病院実習では、妊婦さんに保健指導や分娩介助、産褥・新生児の看護を学びます。国家試験資格を取得するためには10例の分娩介助が必要なため、同じ病院で実習を終了する学生もいれば、数ヶ所の病院で分娩介助をする学生もいます。その他にはNICU・助産院・保健センターなどの見学実習があります。
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、苦労したことはありますか?
妊娠期から産後1ヶ月検診まで受け持ちをした産婦さんから「また2人目の時に会いたいです」と言っていただいたことです。その時は病院の受付前でしたが嬉しすぎて涙をこらえるのに必死だったことを覚えています。また、分娩介助をさせていただいた産婦さんから「学生さんが側にいてくれて心強かったです。ありがとう。」と言われ、側に付き添うことの大切さを学ぶことができました。実習を通して、妊産婦さんの持っている力を引き出すことが助産師の役割として重要だと思いました。その為にアセスメントから個別性を考えますが、難しく苦労しました。ペアの仲間と一緒に考え、数ヶ月間お互いに励まし合いながら実習したことも印象に残っています。
1年の専攻科を終えて「助産師」への意識に何か変化はありましたか?
実習前まで助産師は病院で分娩介助しているイメージから、母児2つの命を守っている印象が強かったです。今はもちろん2つの命を守っている印象に変わりはありませんが、分娩介助だけでなく、妊婦検診・授乳指導・NICU・新生児家庭訪問など、様々な場所で助産師の専門性が発揮され、母子の健康を守るスペシャリストだと思っています。看護師よりも専門性が高く、難しい…と思うこともありますが、臨床に戻ったら目の前の妊産婦さん、赤ちゃんのことを第一に考え、安全な医療を提供していきたいです。
将来どのような看護師になりたいですか?
学びたい気持ちを忘れず、何でも知っている笑顔いっぱいの優しい助産師になりたいです。