宝塚大学

合格体験記

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在学生インタビュー 2019

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  • 受験勉強は大変だと思いますが、看護師になるという夢のために自分を信じて頑張って下さい。応援しています。

    \Profile/ 香川 萌音 Kagawa Mone

    学部・学科
    看護学部 看護学科
    学年
    4年次生
    出身校
    大阪学芸高等学校
梅田キャンパスは都市型キャンパスです。便利だと思うこと、逆に少し不便だと思うことがあれば教えてください。
梅田キャンパス付近には、多くの線路が通っているのでアクセスがとてもよく、大阪府以外にも兵庫県や奈良県、滋賀や和歌山県など様々な地域から通っている友人も多いです。さらに図書館利用のために来られる卒業生の姿もよく見かけ、卒業後も気軽に通いやすいのも魅力の一つだと感じています。また大学周辺には多くの飲食店や本屋などもあるため、空きコマや放課後にすぐに出掛けることができます。しかし、多くの人が行き交う場所のため通学時間はとても混み合います。
芸術療法の授業はいかがでしたか?実習で何か役に立ったこと、今後活かしたいものはありますか?
実習に行くまでは、看護に芸術がそれほど重要であるということは感じていませんでした。しかし、実習に行くと小児はもちろんのこと、老年期の方々にも医療の現場ではアートの癒しが数多く導入されているのだと学びました。特に私は将来小児科で勤務したいと思っているので、この大学で得たアートの知識も取り込みながらプレパレーション※1を行い、患児2一人ひとりを尊重した看護を提供できるように活かしていきたいなと思っています。
1…手術や治療に先立って、画像や人形などを使って分かりよい説明をし(練習もさせ)、安心して臨める心構えに導くこと。
2…病気、あるいは怪我をしている子どものこと。
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、挫折しそうになったことはありますか?どのように乗り越えましたか?
2年次生の時に行った基礎看護実習で、脳梗塞により右上下肢麻痺と失語が後遺症としてある患者さんを初めて受け持ちました。患者さんに寄り添える看護を行ないたいとずっと考えていたのですが、失語によりおっしゃっていることが全く聞き取れず、患者さんの想いをなかなか理解できなかった時に自分の無力さを感じました。しかし、今の自分にできることを考え、タッチングやジェスチャーを実施するなど工夫することにより、少しずつ患者さんの発言が理解できるようになりました。その後の領域別実習でも、知識不足の壁に何度もぶつかりましたが、ひとつひとつ目の前の自己課題と向き合って克服して乗り超えてきました。
実習で忙しい中、国家試験の勉強はどのように行いましたか?
実習を通して学んだことは記憶に残りやすいので、各領域の実習が終了した時に、その分野の国家試験問題を解いて記憶にインプットさせていました。また、大学が対策講座や模試のスケジュールを組んでくれるので、それらも有効活用しながら出来る限り大学に来て仲間と刺激しあいながら勉強しています。
就職活動はどのように行いましたか?「キャリアセンター」どんな時に利用していましたか?
3年次生の頃から就職ガイダンスでの話をしっかりと聞き、病院見学会やインターンシップの情報を早く入手するようにしていました。また、それらの申し込みも早めに行い、3月末までには第1希望病院を決め、採用人数の多い第1回採用試験に余裕を持って応募できるようにしました。就職活動中は大学内にあるキャリアセンターに通い、先輩方の記録を元に論文や面接傾向を分析してもらったり、面接練習なども個別でしっかりと見てもらいました。各学生に応じた的確な指導のおかげで自信がつき、本番は緊張することなく実力が発揮できました。
大学で学んで、成長したと感じることはありますか?
大学に入学するまでの私は、人見知りで消極的な性格でした。しかし、大学で学び、特に実習を経験したことによって少し克服し、成長することができました。患者さんに寄り添いたいという想いが強くなるほど看護側の私が人見知りしていては何も始まりません。また、提供する看護によって患者さんは日々変化し続けていくため、その都度今の状況に最も適切なケアを提供したいと考え、患者さんのために積極的に行動できるように成長できました。今まで苦手だったコミュニケーション力を患者さんに褒めていただけた時はとても嬉しかったです。
4年の学びを経て「看護師」への意識に何か変化はありますか?
実習などを通して、看護師は診療・治療の補助や療養生活の支援を行っているだけではなく、チーム医療の中心として各医療スタッフへの情報提供や連携を推進する役割も担っているのだと痛感しました。しかし、看護を提供する上で大切だと思っていることはずっと変わっていません。それは患者さんを理解しようとする心と、歩みよる姿勢です。これらが何よりも看護師には一番必要なことではないかと私は感じています。
将来どのような看護師になりたいですか?
常に笑顔を絶やさず、患者さんだけではなく家族の不安も軽減できる支援をする看護師になりたいです。