宝塚大学

トークセッション “学長×学生 座談会”

第1回学長×看護学部生 座談会

2020年11月13日、トークセッション“学長×学生 座談会”を行いました。
この企画は、日頃接する機会の少ない学長と直に意見を交わすことのできる機会を設け、
学長が学生の生の声を聞き大学運営に活かすことや、
学生に学長を身近に感じてもらうという目的で、今年度よりスタートしたものです。

コロナ禍で、大学での学び方が大きく変わった2020年。
いつもの日常とは違った形での学生生活となった中、率直な意見をぶつけてほしいという学長の思いを受け、
看護学部の学生6名が参加し、学長と語り合いました。

テーマ1「オンライン授業・対面授業について」

  • 今年、コロナ対応で大学の様子が大きく変わりました。良くなった部分もあるかもしれませんが、困ったこととかこうしてほしいという要望もたくさんあると思います。そういったことを率直に教えてもらえませんか?
  • 対面であれば、先生の表情も見えるし、雰囲気とかも伝わるので、内容も入ってきやすかったです。
    しかし、オンライン授業は、先生によって授業内容の濃さが全然違います。きちんと顔を出して、見やすいように工夫をされている先生の授業動画は、オンライン授業でも対面の時と同じく楽しく授業を受けることができています。
    だから、より多くの授業動画が見やすいものになっていけばいいなと思います。

テーマ2「看護師を目指す私たちにとってのコロナ禍」

  • 実習に行けていない部分もあるから自信もないし・・・実習ってすごく大事で、現場でしか学べないこともあるし・・・なので出来れば、オンライン実習とか学内実習とかでも、もう少し実践に近い形にしてもらえると嬉しいかな。って思います。
  • 学内実習は、ペーパーペイシェントで、事例が紙に書かれていて、それについて自分がどう看護するかを書いていきます。実際に患者さんを診ていたら、患者さんの変化とかも見れて、なんでそういう変化が起きているのかとかも自分で原因を考えたり調べたりするのですが、紙では、そういった変化もないので・・・やっぱり実際見るのとは、得るものは全然違うと思うんです。
  • 看護師の一番大きな役割っていうのは観察することだと思いますよ。
    患者の異変に最初に気づかないといけない役割、そういう意味ではたくさんの患者さんと会ったり、長く観察したりはとても大事ですよね。
    本当は、病院に行っての実習が一番良いし、先生たちもそうさせてあげたいと思っている。でも受け入れる病院にも事情があるしね。病院へ行くのが今は難しい状況ですからね。この問題については、先生方ともいろいろ議論して、良い方法を探していかないといけないと思っています。
    でもね、看護師はずーと自己学習していく職業でしょ。コロナのため、病院実習がこれまでのように十分ではなくて少しハンデがあるかもしれないけど、入職後は自分次第で巻き返せると思うよ。

テーマ3「教職員との距離」

  • (この4月に着任して)先生方お一人お一人のキャラクターを掴むのはまだ難しいね。でもね、大学を明るい場所に変えていきたいと思っています。何よりも、今回こういう機会がもてて、学生さんと話せてとてもうれしい、楽しい。ほんとにありがとう。 学長室はオープンだから、いつでも来てくれていいよ。
    4年生は、これから卒業して看護師になりますよね。看護師はやっぱり尊敬される仕事だと思います。患者さんにとって、一番身近な医療者で一番頼りになる存在です。いろんな困難があると思うけど、所期の目的をもう一度強く持って頑張っていってほしい。自分の為だけじゃなくて、どの職業も基本的には人のために働くものですよ。
    人のためにどう働けるかということを考えながら頑張っていってほしいと思います。いつも応援しているからね。
【Special Thanks】
米川 英樹 学長
基礎教育講座:浮田 恭子 准教授

<参加学生>
伊藤 鯨太郎(看護学部 2年次生)/西 優輝(看護学部 2年次生)/吉福 晴之(看護学部 2年次生)
澁谷 盟(看護学部 4年次生)/砂倉 憂香(看護学部 4年次生)/守口 千智(看護学部 4年次生)

※感染対策に細心の注意を払い、室内換気・マスク着用・アクリル板設置にて行いました。