宝塚大学

理念・歴史

理事長メッセージ

本法人は、1967年(昭和42年)大阪府箕面市に学校法人関西女子学園として創立され、関西女子学園短期大学を開設したのがはじまりです。その後、4年制大学である宝塚造形芸術大学(のちに宝塚大学へと名称変更)を開設するなど、常に社会のニーズをいち早く捉え、改組転換を行って参りました。
これまで本法人が貫いてきた建学の精神は「芸術と科学の協調」です。そこで謳う“芸術”とは人間の心を豊かにする「表現力」のことです。“科学”とは確かな「技術力」のことです。 本法人及び本学では、この「表現力」と「技術力」が結び付き「協調」することによって育まれる能力を発揮し、現代社会における生活文化の向上や産業社会の発展に貢献できる人材の育成を図って参りました。

時代は平成から令和へと移り変わり、早7年目となります。令和になってからも、社会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延という未曾有の事態に翻弄され、大学教育の在り方も大きく様変わりいたしました。我々が生きる世界自体、これまで以上の速いスピードで変革が進んでおります。

本法人は、近年の社会情勢の著しい変化により高等教育を取り巻く環境も大きな影響を受けている中、2022年度(令和4年度)から2026年度(令和8年度)までの中期計画において、①教育の質の充実のための質の高い教育の展開と学生へのきめ細やかなサポート、②社会への寄与としての研究の充実や高度な人材育成及び社会連携・地域活動の推進、③ガバナンスの強化と持続的組織運営のための学生確保と戦略的広報の推進、持続的・安定的な財政基盤の確立および内部質保証システムの推進ガバナンス、以上を方針として掲げ、2027年(令和9年)には法人設立60周年、大学設立40周年という大きな節目を迎えます。

今後の更なる飛躍に向け、現在も弛むことなく様々な取組みを行っているところであり、安定した基盤のもと、常に変化していく現代社会の要求に応えることのできる人材の育成を目指し、関係者一同励んで参る所存でございます。
引続き皆様方のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年(令和7年)4月

学校法人宝塚大学 理事長 玉本 隆一