宝塚大学

理念・歴史

理事長メッセージ

本法人は、1967年(昭和42年)大阪府箕面市に学校法人関西女子学園として創立され、関西女子学園短期大学を開設したのがはじまりです。その後、4年制大学である宝塚造形芸術大学(のちに宝塚大学へと名称変更)を開設するなど、常に社会のニーズをいち早く捉え、改組転換を行って参りました。
これまで本法人が貫いてきた建学の精神は「芸術と科学の協調」です。そこで謳う“芸術”とは人間の心を豊かにする「表現力」のことです。“科学”とは確かな「技術力」のことです。本法人及び本学では、この「表現力」と「技術力」が結び付き「協調」することによって育まれる能力を発揮し、現代社会における生活文化の向上や産業社会の発展に貢献できる人材の育成を図って参りました。

時代は平成から令和へと移り変わり、早6年目となります。その間、社会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延という未曾有の事態に直面し、大学教育の在り方も大きく様変わりいたしました。我々が生きる世界自体、これまで以上の速いスピードで変革が進んでおります。
本法人は、新しい価値観を創造する先駆的な法人を目指し、2021年(令和3年)法人名称を「学校法人宝塚大学」に変更、さらに2023年(令和5年)1月には「地域社会に根差した講座の開講」「高大連携」「在学生や卒業生の交流の場」としての活動拠点「宝塚南口サテライトキャンパス」を阪急宝塚南口駅下に開設いたしました。また、開設と同時に同サテライトキャンパスにおいて本法人収益事業として地域の健康課題に取組む「宝塚ウェルネスアカデミー」を開講、同年11月には同事業を産・学・医連携で共同出資による(株)宝塚ウェルネスアカデミーとして別法人化を果たしました。

本法人は、3年後の2027年(令和9年)、法人設立60周年、大学設立40周年という大きな節目を迎えます。今後の更なる飛躍に向け、現在も弛むことなく様々な取組みを行っているところであり、安定した基盤のもと、常に変化していく現代社会の要求に応えることのできる人材の育成を目指し、関係者一同励んで参る所存でございます。

引続き皆様方のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年(令和6年)4月

学校法人宝塚大学 理事長 玉本 隆一