8月5日(土)と8月6日(日)に、大阪梅田キャンパスにて看護学部サマースクールを開講いたしました。
本企画は高校生を対象に、ご自身で受講する講義を選択していただき、本学看護学部の専門的・実践的な講義を通じて大学で学ぶ楽しさを体験していただくものです。

【サマースクール1日目】
この日の講義は、小児看護学、成人看護学・看護とアートの3講義行いました。

小児看護学：「子どもの安全を守る」
大人と子どもの身体の違いを理解し安全を守る方法について一緒に考えました。
参加された方たちにはチャイルドビジョンの道具を作成していただき、実際に子どもの高さとなり、子どもの視野を体験していただきました。子供の視野が狭いことで、周りにどういった危険があるか、その危険から子どもをどのように守っていくかを学びました。

成人看護学：「感染予防は新型コロナウイルスだけではない！」
身近な感染症について正しい知識と情報を知り、感染予防対策について学びました。また、さまざまな疾患を設定できる全身モデル「フィジコ」の呼吸音と腸音を聴診器を使って聴きました。リアルな全身モデルに驚きながらも、真剣にじっくりと聴いていました。参加者からは「自分たちの身の回りにある菌をどう対処するのか学べてよかった」「リアルな人形で実習もすると授業の理解度も上がる」などと感想をいただきました。

看護とアート：「コミュニケーションを誘発するものづくり」
病院には「病と共生してゆく」患者さんが多くいることを知り、そんな時に必要となるのが豊かなコミュニケーション力であると学びました。
また、講義内にコミュニケーションを誘発するものづくりとして小さな靴づくりを体験しました。
実際に「ものづくりによって得られる効果を体感できた」「思っていたよりも芸術と看護は関わりが深くて興味が湧きました。」などより看護に興味を持っていただくことができました。

【学生・卒業生との座談会】
講義終了後には本学の在学生や卒業生との座談会も実施いたしました。
本学での授業の様子、サークル活動、卒業後のお仕事についてなどをお話させていただきました。在学生や卒業生のリアルな話でしたので、学校生活の様子や卒業後を少しイメージできたのではないでしょうか。

【サマースクール2日目】
この日の講義は母性看護学、災害看護の2講義行いました。

母性看護学：「妊婦のヘルスアセスメント」
妊娠の生理的変化、妊婦・胎児の健康状態を把握するためにアセスメントを学び、
講義の中で実際に妊娠健康診査の技術を実施しました。
参加者から「子宮の測定や心音測定は初めての経験だったのでとても嬉しかった」「助産師になりたいという思いが強くなった」などと感想いただきました。

災害看護：「避難所生活を体験してみよう」
被災者が安心して生活できる環境を看護職はどのように整えていくのか一緒に考えました。
授業の前半は各グループに分かれ、避難所に必要なもの、あれば嬉しいものなど皆さん積極的に意見を出されていました。また後半は避難所生活体験として段ボールベッドを作る体験をしました。
初めは作成に苦戦しておりましたが、周りと協力しコミュニケーションを取りながら楽しく取り組まれていました。
また実際にベッドに横になり、「意外と寝心地が良い」や「やはりちょっと固い」などとそれぞれの意見を出しあっていました。少しではございましたが、貴重な体験ができたのではないでしょうか。

2024年3月17日(日)には“スプリングスクール”を開催します。皆さんにとって魅力あふれる講座を準備いたしますので、ぜひ宝塚大学看護学部での学びを体験してみてくださいね。

詳細はおってホームページでお知らせします。