8月6日(土)・8月7日(日)12:30～17:00まで、大阪梅田キャンパスにて看護学部サマースクールを開講いたしました。
このサマースクールは今年度からスタートした企画で、高校生を対象に、本学看護学部の専門的・実践的な講義を通じて大学で学ぶ楽しさを体験していただくものです。また講義終了後には本学の学生や卒業生との座談会も実施いたしました。

【サマースクール1日目】
この日の講義は成人看護学、精神看護学、小児看護学、疫学・公衆衛生学の4講義行いました。

成人看護学：「シミュレーターを使った看護を体験しよう」
模擬電子カルテとシミュレーターで患者さんの観察を行い、看護体験をしていただきました。 参加者からは「シミュレーターを用いた授業で分かりやすかった」「小さな音も聞き漏らさず、患者に寄り添いケアをすることの大切さが分かった」などの感想がありました。

精神看護学：「精神療法の体験」
精神療法の一つである、認知行動療法に分類されるSST（社会生活技能訓練）を実際に体験していただき、精神障害者の生きづらさに寄り添う精神看護を学んでもらいました。

小児看護学：「小児の事故」
小児の死因には「不慮の事故」が多く、子どもを看護する上での配慮するべき点について一緒に考えました。子ども特有の危険な行動や注意点について、皆さん関心を持って聞いておられました。

疫学・公衆衛生学：「性的指向・性自認・性別表現の多様性を考える」
約1万5千人を対象にした全国調査の結果をもとに、性的指向・性自認・性別表現の多様性について考えました。参加者からは「普段聞けないLGBTQのお話を聞かせていただくことができ、すごく良かったです」という感想がありました。

【サマースクール2日目】
この日の講義は母性看護学、在宅看護論、老年看護学、看護とアートの4講義行いました。

母性看護学：「妊婦のヘルスアセスメント」
妊娠の生理的変化や、妊婦・胎児の健康状態を把握するためのアセスメントについて学び、妊婦健康診査の体験もしていただきました。赤ちゃんの抱っこや心拍数の計測など皆さんにはとても良い経験になったのではないかと考えています。

在宅看護論：「在宅看護における福祉用具の工夫」
訪問看護師の仕事について学んだあと、自宅にあるもので福祉用具を作り、実際に介護体験をしていただきました。皆さん楽しみながら福祉用具を作っておられました。

老年看護学：「認知症は病気でしょうか？」
現在、認知症対策は国家的な取り組みになっています。今回はこの「認知症」について、看護学的視点から一緒に考えました。

看護とアート：「意識から始める循環するものづくり」
芸術と看護の深いつながりを知ってもらい、小さなものづくりを通じて表現力と看護力を磨く体験をしていただきました。「実際に自分で素材を選んで作品を作ることができ、すごく楽しかったです」という声も聞かれました。

【学生・卒業生との座談会】
2日間ともに、本学の学生や卒業生との座談会を行いました。学生生活や実習のことなど、在学生や現在看護師・助産師として働いている卒業生と直接お話ししていただく貴重な機会となりました。

2023年3月18日(土)には“スプリングスクール”を開催します。サマースクール同様、事前予約・定員制にはなりますが、皆さんにとって魅力あふれる講座を準備いたしますので、ぜひ宝塚大学看護学部での学びを体験してみてくださいね。
詳細はおってホームページでお知らせします。

8月28日(日)にはオープンキャンパスを10:00～16:00まで開催します。午前中から開催するのは年に1度だけ！事前予約・定員制にはなりますが、宝塚大学の雰囲気を感じに来てください。
当日は、"入試対策講座"も開催しますので、受験をお考えの方はぜひご参加ください。

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キャンパス見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお電話にてお問い合わせ下さいね。
教職員一同、皆さまのご参加をお待ちしております。