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【在学生の皆さまへ】新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和を受けて

2020年6月25日
宝塚大学 学長 米川 英樹

6月19日から都道府県をまたぐ移動が全国を対象に緩和されました。それを受けて、新宿や梅田といった都市部では、人の往来が増えてきました。そのため、第2波、第3波の感染者数の爆発的増加も懸念されています。気を緩めることによって、パンデミックは確実に急襲してくるでしょう。

そのような状況の下で、宝塚大学においては5月25日以降、緊急事態宣言解除を受けて、遠隔授業を中心とする前期授業を開始しています。私たちは、感染予防に十分留意しながら、少しずつ日常を取り戻すことになります。正確には、元に戻るという感覚ではなく、ポスト・コロナという言葉で表現されるような「新しい生活様式」(With COVID‐19)に基づいて、大学生活を送ることになります。

そこで、「自分が感染しない・大切な人に移さない」を合言葉に、充実した大学生活が送ることができるように、皆さんには以下のことについて改めて求めたいと思います。ご協力をお願いします。

1.感染予防

① 感染リスクの高い場所は避ける
一部を除いて多くの施設が休業要請解除を受け、営業等が再開されました。しかし、人が多く集まる場所や飲食を伴う場所は感染リスクは高いと考えなければなりません。したがって、アルバイト先も含めて、安全かどうかは自分で適切に判断することが必要です。学生として、自覚をもって、理性的な行動をとることを求めます。

② 手洗い・うがいの励行 
職場や学校に着いた時、自宅に戻った時、トイレに行った後、食事や水分を取る前、共用の食器(ビュッフェのトングやスプーンなど)や共用スペースのドアノブ・手すり・ひじ掛けなどに触った時には、必ず粘膜に触れる前の手洗いとうがいを励行してください。

③ マスクの着用・咳エチケットの遵守
人との接触の多い場所では、必ずマスクを着用しましょう。また、咳エチケットを守り、人に移さないように心がけてください。

2.授業と学内立ち入り(看護学部・助産学専攻科<大阪梅田キャンパス>の行動基準レベルは引き下げています。文末の表を参照して下さい)

① 授業
授業は基本的には遠隔授業を行っていますが、実習や実技、一部講義については3密を避けて対面で行うことがあります。部屋の換気、空気清浄機の設置、消毒など大学側も感染予防に留意していますが、各自でも机の消毒等、感染予防に努めて下さい。

② 学内への立ち入り
学内への立ち入りは、必要に応じて事務局や担当教員の許可を得て下さい。図書室の利用は卒業制作や国家試験対策等で必要な時は申し出てください。
授業等で登校した時は、入り口で必ず検温を行い、手の消毒をしてください。部屋の中では、ソーシャルディスタンスを保って、接触による感染リスクを回避してください。

3.感染者及び濃厚接触者になった時の対応

(1)感染者となった場合

① 以下に該当する場合、登校停止・出勤停止とします。
・医療機関において新型コロナウイルスに感染していると診断された場合 
・風邪の症状や37.5度の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければ ならない場合も同様)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

② 登校停止・出勤停止の期間
出席停止期間は「治癒するまで」とします。登校の再開にあたっては、治癒し登校に支障がないことを証明する医療機関の診断書等を所属する学部の事務部へ提出してください。

③ 登校停止(出席停止)により欠席した授業等の取扱い
出席停止により欠席した授業等については、学生の不利益とならないよう、代替措置により適切な配慮を行います。

④ 感染した場合の報告について
必要に応じて感染の拡大を防止するための措置を講じる必要があることから、速やかに電話又は電子メール(登校はしないこと)により次に掲げる事項について所属する学部の事務部へ報告してください。
・診断日、受診した医療機関
・診断日前1ヶ月以内における外国への渡航歴の有無(ある場合は、期間・国名・都市名)
・当該学生の行動等
  a)発熱及び咳などの呼吸器症状が現れた日
  b)授業等への出席状況、本学の関係者との接触状況等 日時ごとの学内における行動
  c)現在の状況、今後の見通し等についての医師等の所見
 上記のa~cを踏まえて、本学は保健所(※注 参照)等の関係機関と相談し、感染拡大防止の対応に努めます。

(2)濃厚接触者として特定された場合

濃厚接触者と判断された場合は、所属する学部事務部へ連絡してください。当該の学生・教職員は登校停止・出勤停止とします。原則としては感染者と接触した日から14日間の自宅待機となりますが、基本的には保健所の指示に従って下さい。2週間経過後、状況等について、各自の所属する学部事務部等へ電話で連絡してください。この間、自宅待機中に授業を欠席した場合は、「(1)感染者となった場合」に準じます。

※注 保健所
大阪市保健所 TEL 06-6647-0641  その他大阪府内保健所は以下をご覧ください。
http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/corona-denwa.html

●看護学部・助産学専攻科(大阪梅田キャンパス)行動基準 6月25日更新

1.授業 レベル2 ・オンライン授業を実施します。
・看護学部及び助産学専攻科においては授業の一部について対面授業を実施します。
2.課外活動 レベル4 ・原則活動の停止ですが、必要に応じて事務局に相談してください。
3.学生の入校 レベル1 ・学部及び専攻科学生は登校を控えてください。但し、対面授業を受講する場合やオンライン授業を学内で受講する場合は個別に許可をします。
・就職活動等の急を要する場合、国試対策のため図書館で自習する場合、キャリア支援を受ける場合、オフィスアワーを利用する場合などは教員の許可を求めるとともに、事務局に電話で連絡してください。
4.教員・研究活動 レベル3 ・オンライン授業のための立ち入りは可能です。
・研究の継続のための必要最小限の研究者の立ち入りも可能です。
5.事務局 レベル1 ・感染拡大防止に留意して、通常通りの勤務とします。
6.学内会議 レベル3 ・可能な限りオンラインで行いますが、感染防止に留意しての対面会議も行います。

参考:「宝塚大学 新型コロナウイルス感染防止行動基準」(PDF:157KB)