宝塚大学

合格体験記

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在学生インタビュー 2020

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  • 国家試験と入試の勉強の両方をされる方は大変だと思いますが、今の頑張りは今後活かすことができると思います!

    \Profile/ 大西 智子 Onishi Tomoko

    学部・学科
    助産学専攻科
    出身校
    徳島文理大学 出身
なぜ助産師の道に進もうと思いましたか?また、宝塚大学助産学専攻科を選んだ理由は?
高校生の時に母と助産師さんの連絡ノートを見るきっかけがありました。そのノートの中には母の愛が溢れており、とても嬉しく思いました。このことが周産期に興味を持つきっかけになりました。また母性実習で分娩見学し、母親が出生直後に赤ちゃんを自身の胸に抱いた時の笑顔に感動し、助産師の道を選びました。他大学にはないベビーマッサージなどの資格が取れることや、グリーフケア※など助産師としての現場で役立つ授業が多く、自身も興味があったため進学しました。
※…子どもなど大切な人を亡くし、大きな悲観(グリーフ)に襲われている人に対するサポートのこと
入学して「良かった」こと、また「大変だった」と思うことは何ですか?
大変だったことは課題が多くあり、日々提出物に追われていることです。毎授業ごとに課題が出るので、4月~6月までは本当に大変でした。しかし、少人数制なので専攻科のみんなで提出物の期限をルーズリーフに書いて管理しながら、お互いに励まし合いながら行うことができました。また本学に入学してよかったなと思うことは、先生との距離が近く、悩み事などもすぐ気づいてもらえ、励まして頂けることです。実習中は何度も心が折れそうになりましたが、今自分ができていることをしっかり認めてくださったので、「また明日も頑張ろう!」という気持ちになれました。
宝塚大学の特色である「アートとグリーフケア」「アタッチメント・ヨガ」「ベビーマッサージ」の授業はどうでしたか?また、実習で役立ったこと、今後活かしたいものはありますか?
「アートとグリーフケア」では悲しみについて考えました。自分自身の悲しみを乗り越えるためにはどのようにしたらいいか、見直すきっかけにもなりました。また、助産師として仕事をしていく中ではグリーフケアは避けて通れないものであり、そのあり方について学ぶことができて良かったと思います。ベビーマッサージでは、母子の愛着形成をより行いやすくし、赤ちゃんの発育によりよい影響があることを学びました。実際に産後の生活は育児で忙しいと思いますが、赤ちゃんときちんと向き合う時間を作ってもらえるような関わりをしていきたいと思っています。
一番好きな授業は何ですか?また、その理由を教えてください。
助産学診断の授業が好きでした。授業では事例を通して初期から産後の診断、ケアを考えました。今までの看護以上に根拠をもって考えることの大切さを学びました。また計画もみんなで考えを出し合って標準助産計画を作成しました。一人では考えつかなかったことが意見を出し合うことで出てきて学びにもなり、学生同士の仲も深まりました。
実習はどのようなスケジュールでしたか?
7月に助産学実習Ⅱに行き、7例のお産を介助することができました。その後、助産学実習Ⅰ、Ⅲ、産褥受け持ちを行いました。最後に地域での実習を行いました。
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、苦労したことはありますか?
命の誕生に対する感動とともに、母子の命を預かっているという責任感を強く感じました。もちろん安全を十分に確保した中で実施させていただくのですが、看護の時と違い、自身の判断で動いていくことに苦戦しました。自身の中で判断に根拠が持てないと自信がなく不安になります。看護の時にもよく言われていた根拠を持ってケアを行うことの重要性を改めて学べました。
1年の専攻科を終えて「助産師」への意識に何か変化はありましたか?
実際に1年間助産学専攻科で学んでいく中で助産師という仕事の素晴らしさを再認識すると共に、責任ある仕事だと深く感じることができました。助産師はただ出産の介助をする役割だけでなく、妊娠期や産褥期、育児期に母子やその家族をサポートすることでその後の人生にまで影響を与えることのできる仕事だと思います。
将来どのような助産師になりたいですか?
幅広い知識や技術を身につけ、妊産婦と同じ目線で寄り添ったケアを提供できる助産師になりたいです。