飯島照仁先生著書『水屋の研究-茶書から見る成立と変遷』が 茶道文化学術奨励賞を受賞しました。
本学非常勤講師の飯島照仁先生の著書『水屋の研究-茶書から見る成立と変遷』が 第31回茶道文化学術奨励賞を受賞しました。
「茶道文化学術賞」は、前年1年間に発表された茶道文化研究に関する優れた著作・論文を対象に茶道文化研究に大きな貢献をしたと認められる研究を顕彰するもので、研究を大成させた著者の代表作ともなるべき作品には「茶道文化学術賞」を、今後の茶道文化の研究を進展させることに貢献が認められる作品に対しては、「茶道文化学術奨励賞」が授与されています。
<表彰の様子>
<著書>
茶室に隣接して設けられ、道具を清め整えて飾り、点前や炭、花、茶、菓子などの準備を行うための「水屋」は、露地や茶室とともに茶の湯の進行に欠かすことのできない存在です。しかし茶の湯の建築として主たる茶室研究が進む中、裏方的存在である水屋の研究は極めて少ないのが現状。本書は未だほとんど手が付けられていない水屋および勝手の成立過程、変遷、またそこに込められた茶人の理念などを時代を追いながら考察する研究書です。
飯島照仁/著
淡交社