宝塚大学

看護学部

授業ピックアップ

看護の学び 芸術の学び

看護の学び

【Pick Up 01】 地域・在宅看護学分野

暮らしを支える看護を理解し、地域の健康を守る看護を学ぶ

地域・在宅看護学分野は、地域で暮らす人々の「健康と暮らし」を支えるための看護を学びます。まず2年次の概論でその基礎となる社会資源、法制度等を学びます。そして援助論Ⅰで在宅療養生活を支える食事介助や服薬管理等の基礎となる技術を学び、援助論Ⅱでは地域の方のさまざまなライフサイクルや健康課題を持つ療養者の暮らしを支える看護を理解します。3年次の援助論Ⅲでは、実際に医療的ケアが必要なALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さんに対して、実践として看護技術や看護展開について学んでいきます。

zaitakukango_1.jpg

【Pick Up 02】 母性看護学概論・母性看護学援助論Ⅰ

出産、誕生をめぐる、母子と家族への援助を学ぶ

母性看護学は、各ライフサイクルの女性、子ども、パートナー、家族を対象にした看護学です。女性の出産・新生児の誕生をめぐる周産期ケアマネジメントの理論と技術を学びます。対象者の看護上・医療上・生活上の問題を理解し、妊娠期・分娩期や産褥期・新生児期の母乳哺育など、それぞれのステージで必要な援助技術の修得をめざします。母子のアタッチメント、さらには家庭生活での母親と家族への援助についても理解を深めていきます。

すべての看護学の基盤となる科目 最初の病院実習も経験する

芸術の学び

【Pick Up 01】 看護とアートⅦ(セラピーメイク)

患者さんの心に寄り添うメイクを学ぶ
therapymake_1.jpg

セラピーメイクとは、化粧療法のことです。講義では自分自身の身だしなみとしてのメイクから始まり、患者さんの心に寄り添うメイク、さらにご遺体の表情を穏やかにするエンゼルメイクについて学んでいきます。患者さんはいろいろな不安を抱えながら治療されています。悩まれている患者さんの患部をメイクでカバーできるように指導することで、看護師が患者さんの不安を取り除き、また治療の相談にのれるようになることで、患者さんが治療に前向きになったり、患者さんの自信につながるお手伝いができます。

【Pick Up 02】 看護とアートⅠ・Ⅱ(治療環境とアメニティ)

医療現場における、アートを用いた環境づくりを考える
日本の伝統芸術から情操を育み自己を表現する。

四国の病院でホスピタルアートディレクターを務める教員による、看護とアートの深い関わりを体験的に学ぶ授業です。ものづくりに挑戦して病院でのアートプロジェクトにも参加。アートを取り入れた病院の実例をベースに、患者さんにとっての「いい治療環境」について考えます。また、建築設計を安藤忠雄氏が、ライティングインスタレーションをジェームズ・タレル氏が手掛けた本学舎からも環境とアートの関係を考察。世の中とつながるアートの在り方について学びます。