学科 ACADEMICS

授業ピックアップ

洋画

  • 基礎技術セミナーⅠ(油彩画入門)/1年次
    油彩画技法の基礎を学びながら自画像を描き観察力と描写力、表現力を磨く。

    自分自身と向き合い、油彩による〈自画像〉を描きます。油絵具はあらゆる描画材料の中で最も幅広い表現を実現できる絵具です。その基本的な組成や特徴、扱い方を学びながら、時間をかけてじっくりと対象を観察し、自分が感じたことを描き出す技術を習得します。今ここにいる自分自身を見つめることはこれから造形表現を学んでいくうえで重要な起点となります。

  • オープンラボⅡ(洋画)/2年次
    何を感じ何を表現しようとしているのか自分自身の感性を見つめ、独自の表現を追求する。

    「私が今見ているもの、私に見えているもの(可視的世界に限らず心の内側や物語空間も含みます)」をモチーフに、対象を見つめ描写しながら、自分が何をどのように見ていたのか、何を表現したいのかを再確認します。自身の興味や関心がどこにあるのか、何を表現したいのか問いかけながらドローイングを重ねてモチーフを再構築し、油彩による絵画を制作します。

  • 洋画演習Ⅳ(絵画表現の研究)/3年次
    絵画制作を繰り返すことで目と手で思考し、自身の主題や表現方法を深化させる。

    自主テーマによる絵画制作を中心に絵画表現の可能性について研究します。ドローイングを通して捉えた自身の世界観を主題に結び付け、絵画表現へ展開させます。繰り返し描くことで自身の身体感覚を研ぎ澄まし、目の前に顕れる絵画空間を感受することで、主題と表現方法を深めます。また、作家研究等を通して自身のテーマや表現方法の現在的意味や価値を探ります。

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日本画

  • オープンラボⅠ(日本画制作)/1年次
    対象物が持つ美に感動する心を養いその心を表現する日本画の技術を習得。

    日本画の歴史や作品を学んだり、さまざまな対象物を写生することにより、それぞれの対象物が持つ「美」に感動する心を養います。また、日本画の基礎的な技法、画材、表現方法を研究することにより、その感動を表現する技術を習得。全15回の授業を通じて、写生から紙張りした本紙への着色、合評を行い、ひとつの作品を完成させます。

  • オープンラボⅡ(日本画制作)/2年次
    基礎的な日本画技法を学び、独自の表現技法で作品を完成させる。

    写生からつかんだもの、あるいは感じたものを素直に表現することを通して、基礎的な日本画技法を身につけ、独自の表現を探ります。そこから、自分にしかできない表現技法を研究。ていねいな個別指導を受けながら、独自性のある作品を完成させます。

  • 日本画演習Ⅳ(日本画制作)/3年次
    絵画作品の模写を通して日本画の高度な技法を身につける。

    琳派、土佐派、四条円山派など、感性に合う絵画作品を原寸縮小、または部分的に模写をする授業。大切なのは、実際に絵画作品を見ながら描くこと。ただ見るだけではわからない画家の感性を感じとるよう努めます。作品によっては、金銀箔、金銀泥等を使うなどさらに高度な技法に進み、多彩な表現方法を習得することができます。

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彫刻

  • 立体造形演習Ⅰ(インスタレーション)/1年次
    インスタレーション作品をつくり芸術のヒントを見つける感受性を養う。

    空間も彫刻の素材として扱う「インスタレーション」作品を制作します。課題を通して、“彫刻”で扱うことのできる範囲の広さを知ると同時に、普段の生活の中から芸術の種をすくい取る感受性を養うことが狙いです。受講にあたっては、未知のものを吸収したいという意欲と、現場に合わせて臨機応変に対応できる柔軟な思考を持って臨むことが大切です。

  • 基礎技術セミナーⅡ(素材研究)/2年次
    課題を完成させるまでのプロセスを大切にした授業で個性的な発想力を養う。

    多くの素材に触れて技法を身につけ、基礎的な立体構成能力や表現力を学び、それぞれが持つ立体感覚を最大限に生かして立体構成していきます。目標は、個々の豊かな感性を重視し、造形コンセプトや個性的な発想力を養うこと。この授業では、自身のイメージをどのように具体化するのか、完成に到達するまでのプロセスを大切にしています。

  • 立体造形演習Ⅱ(身体)/3年次
    彫刻作品の制作を通してさまざまな彫刻の在り方を理解・体得。

    座る、指にはめる、覗くなど、「ヒトの身体」の機能やサイズが構成要素のひとつとなることで初めて成立する彫刻作品を、各自のプランに適切な素材を用いて制作します。鑑賞するだけではない“彫刻”作品があること、“彫刻”が私たちの暮らす世界と直接繋がったところで展開されていることを理解し、体得することを狙いとします。

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アートセラピー

  • アートセラピー概論/1年次
    アートを使った心理療法の基礎を学び
    自分自身を深く理解する。

    芸術という表現活動には、人の心を変容させる力があります。その理由について理解を深めながら、臨床心理学の基本的な考え方・本質的なあり方に触れ、心理療法のひとつであるアートセラピー・芸術療法の基礎知識を身につけます。理論だけでなく心理臨床の実践も行う授業のプロセスを通して、自分自身の心を深く理解することができます。

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アートプロデュース(表現・批評・マネジメント)

  • 美術理論演習Ⅰ(展覧会について)/2年次
    鑑賞を通して作品を分析する力を養い
    美術への理解を深める。

    多くの博物館、美術館で開かれている展覧会を鑑賞し、作品を「見る」ところから美術について学びます。美術は感じるだけで終わるのではなく、感じたところから作品の形や色彩といった造形的な側面、歴史的な側面などさまざまな問いが生まれてくるもの。そうした問いを自らが設定して考え、作品を分析する力を養い、美術への理解を深めます。

  • 美術理論演習Ⅱ(展覧会をつくる)/2年次
    仮想展覧会の開催に向けて取り組み、
    作品を理解する方法を身につける。

    仮想の展覧会を企画し、会場設営、展覧会カタログ作成などを含めて、展覧会に関連するさまざまな事柄を見出し、考えます。授業では、ディスカッションに重きを置き、展覧会を客観的かつ批判的に見る視点を養っていきます。「展覧会」という仕掛けに実践的に取り組みながら、美術に関心を広げ、作品への理解を深める方法を身につけることが目標です。

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表現可能性

  • 現象を眼差・す
    芸術をめぐる伝統的な解釈から
    芸術と言語の関係について考察する。

    私たちが何者かに出会う衝撃を受け止めるためには、「言葉」が重要な役割を果たします。芸術についても同じことが言えます。この授業では、芸術をめぐる伝統的な解釈を通じて、相互に補完・作用し合う「芸術と言語の関係」について考察していきます。その考察は、異なる場面に反映することもできます。

  • 芸術学Ⅱ 現代芸術論
    制作と批評の立場から
    芸術活動の意義と可能性を探る。

    芸術は、どのようにしてつくり、描くことが可能になるのでしょうか。この授業では、制作と批評の立場を行き来しつつ、私たちにとっての新しい「つくる・描く」ことの意義と可能性を摸索します。「芸術」や「作品」という概念がさまざまな解釈によって常に揺れ動いてきたことを理解し、これからつくり、描くための指針となるような思考を育てます。

  • オープンラボⅡ ファッションテクニックⅡ
    自分の身体を意識的にとらえ、
    さまざまなテクニックで表現する。

    肉体やその行動範囲、言語、思考を含めた「自分の身体」を意識的にとらえ、トルソやボディのような造形物として表現。人間には、両立し難い相反する面や、見せたくない秘密の面など、さまざまな側面があります。それらを、それぞれに適した素材や技法を扱う工房を巡り、それぞれのパーツに見合った技法を発見していきます。

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ファッションデザイン

  • 基礎技術セミナー(ベーシックソーイング)/1年次
    ドレス制作に必要なパターン、縫製技術を
    基本から学び、様々なシルエットや形の
    スカートのパターンを習得する。

    立体裁断を通して、採寸方法、スカート原型を理解します。布地の種類と扱い方、地の目の重要性、裁断の方法、ミシンの扱い方、仮縫いを学習。さまざまなシルエットや形のスカートのパターンを作成するためのテクニックを学び、パターン制作の力を養い、縫製の基礎技術を習得します。

  • ファッション演習Ⅱ ( マーケティング&縫製)/2年次
    ファッションマーケティングの立案プロセスを
    学ぶ。アパレル(既製服)の商品ができるまでの
    工程を理解し、プレタポルテの縫製を学ぶ。

    ファッションマーケティングの基礎概念を理解します。ブランドの見せ方としてのVMDとプロモーション企画を立案し、商品企画の充実をはかるための具体的な方法論を学び、製図や縫製の基礎をもとにワイシャツ、パンツなどを制作。アパレル(既製服)システムを理解します。

  • ファッション演習Ⅳ (アートデザイン&縫製Ⅱ)/3年次
    ファブリックについて学習し、オリジナルの
    デザインを制作する。CADからCAM(自動裁断
    機)までのシステムを学ぶ。

    ファブリックの名称や特徴を知り、デザインの制限を理解してオリジナルのデザインや、アイテムスケッチとプロダクトシートを作成。トレンドの柄や素材を理解し、表現できる力を培います。CADでさまざまなシルエットのワンピースドレスのパターンを制作し、CAMで裁断し組み立てます。CADからCAMまでの操作を習得し、制作活動に活用できる力を養います。

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イラストレーション

  • 基礎セミナー(イラストを通した自己分析)/1年次
    多彩なイラストレーションの世界を学び
    課題制作を通して個性や適性を見極める。

    平面から立体、動画まで幅広いイラストレーションの世界を作品から学び、課題制作を通して発想力や技術力、個性、制作意欲などの力量を見極め、次につなげる授業です。また、個々の適性を探求してスキルアップをめざすとともに、今後の目標を設定。イラストレーションを楽しみながら、制作過程で力を存分に発揮することを大切にしています。

  • オープンラボⅡ(絵本)/2年次
    イラストレーション表現により絵本を制作。
    絵本コンクールに参加するチャンスも。

    絵本を通してイメージや言葉を魅力的に視覚化し、イラストレーション表現を追求。ストーリーや登場人物、時間、場所、視点、構図、色彩、レイアウト、めくり効果を考えながら、斬新な創作絵本を制作します。スケジュールに沿って、プリント出力、製本などの作業を進め、絵本コンクールに参加。自分らしい表現への自信を高めていきます。

  • イラスト演習Ⅳ(イラスト実践授業)/3年次
    社会とイラストレーションやデザインの
    関わりを体験し、社会人の基礎力を養う。

    産官学連携事業を通して、社会とイラストレーションの関わりを体験する実践型授業です。相手を思いやる心を大切に、社会に役立つイラストレーションやデザインを考える作業を実践。さまざまなものの見方、考え方、個々の社会的ポジションを知り、仕事をする上で必要な社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を養います。

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ビジュアルデザイン

  • 基礎セミナー(ビジュアルデザイン基礎)/1年次
    相手に分かりやすく情報発信するための
    ビジュアルデザインを基礎から学ぶ。

    「デザインとは一体どういうものなのか」について理解を深め、相手に分かりやすく情報を発信するためのビジュアルコミュニケーションデザインを学びます。授業で取り組むのは、ひらめき、発想、イメージラフ、デザイン構成、文字、プレゼンテーションを中心にデザインを意識する演習。ビジュアルデザインの基本を学び、関心を高めてください。

  • ビジュアル演習Ⅰ(タイポグラフィ)/2年次
    タイポグラフィへの理解を深め
    デザイン展開の可能性を広げる。

    クリエイターとしての制作技術を身につけ、発想をラフに描き起こし、デジタル展開する手順を取りながら、タイポグラフィを完成させます。この作業を通して、グラフィックデザインの重要要素であるタイポグラフィを理解し、文字の成立、形、組み、レイアウトの基本を体得。文字の基本に触れ、デザイン展開の可能性を広げていきます。

  • ビジュアル演習Ⅳ(広告表現)/3年次
    広告の原理を探し出して理解し、
    オリジナル広告へと発展させる。

    広告原理と表現、広告の成立をその構成要素から探り、身の回りの広告をジャンルで分類。その中に原理を探し出し、理解するといった視点を身につけ、さらに自分の表現方法を選び、オリジナル広告へと発展させます。ビジュアルデザインの基本を身につけることを通し、世の中に溢れる広告への関心をもつこととそれをフィードバックする力を養い、広告要素を理解します。

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建築・インテリアデザイン

  • スペースモデル演習/1年次
    さまざまな空間の模型をつくり
    イメージを形にする力を養う。

    3次元の立体表現である建築デザイン。そのスキルを身につけるには、空間イメージを視覚的に表現するための、理論的かつ実践的なトレーニングが必要です。この授業では、さまざまなパターンの空間構成を理解する目的で模型を製作。スタディをくり返しながら、空間に対する創造力を養います。

  • CAD演習/2年次
    コンピュータを利用した製図「CAD」を学び
    図面での表現力向上をめざす。

    建築やインテリアといった空間を表現する手段として「製図」があり、これらをコンピュータで行うことを「CAD」と呼んでいます。この授業では、CAD製図の基本から実践的な立体表現までの全般を学習。基本的なコンピュータの操作から始めて、簡単な3DCG表現までを目標としています。

  • アーバンデザインⅡ/3年次
    地域のまちづくり課題に取り組みながら
    コミュニティデザインを考える。

    商業地や住宅地を対象としたコミュニティデザインの演習を行います。まず、フィールドワークで地域の課題を理解し、地域資源を発見。魅力向上や交流促進のためのアイデアを出し合い、それらを活用したイベントの企画などを提案します。その中で、多様で複合的な問題を解決する力とコミュニケーション力を鍛えていきます。

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プロダクトデザイン

  • 基礎技術セミナー(プロダクト素材研究)/1年次
    さまざまなモノの観察を通して
    クリエイターに求められる感性を養う。

    さまざまな「モノ」のデザインの調査・分析・解析を行います。この授業の狙いは、「モノ」の全体及びディテールを観察し、スケッチや図面化を行うことで、その本質と存在理由を理解すること。また、クリエイターの基本姿勢として重要な5W(Who、What、When、Where、Why)2H(How、How much)の感性を養い、身につけることを目指します。

  • オープンラボⅣ(カーデザイン)/2年次
    スケッチテクニックを学ぶと同時に
    カーデザインの基礎知識を身につける。

    デザインの基本であるスケッチ力の習得を目指して、さまざまな方法で絵を描く授業です。実習では、第三者に訴えるために重要なスキルであるスケッチテクニックを身につけるとともに、カーデザインの制作過程を学びます。さらに、コンセプト立案から、描画力、プレゼンテーションに至るまでカーデザインの基礎知識も習得し、理解を深めていきます。

  • オープンラボⅢ(プロダクトデザイン)/3年次
    プロダクト・インテリアデザインを研究し
    デザインの意義と可能性をつかむ。

    家具のデザインを通して、生活の中のモノの成り立ちとデザインの意義をつかみます。また、さまざまなプロダクト・インテリアデザインの成り立ちを研究する過程で、デザインの意義と可能性をつかんでいきます。

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写真

  • 基礎技術セミナー /1年次
    自身の潜在能力を引き出し、
    写真表現をコミュニケーションツールへ。

    装置としてのカメラオブスキュラの原理やフレームと視覚の関係を学び、ブレーンストーミング、マインドマップなどを駆使したユニークな授業を行います。目標は、カメラの原理を学びながら、学生が持っている潜在的な「視ること」の力を発見し、引き出すこと。写真表現を用いて、コミュニケーションする能力を高めていきます。

  • 写真演習Ⅱ(造形とライティング)/2年次
    被写体の制作から撮影までを手がけ、
    写真作品を完成させる。

    自分で制作した被写体を写真作品として完成させる授業です。まずは陶芸工房で、自分の手で土から造形物を制作。釉薬や焼成で変化した制作物を、さらに写真スタジオで光をコントロールしながら1枚の写真を撮影します。時間をかけて「視ること」「見せること」を体験し、触覚から視覚、そして光の効果を学んでいきます。

  • オープンラボⅡ(写真と現代美術)/3年次
    写真表現の可能性を作品制作で追求。
    公募展や展覧会にもチャレンジ。

    既成概念にとらわれない自由なテーマやコンセプトから、現代美術としての写真表現の可能性を作品制作で追求し、世の中に飛び出すことをめざします。この授業を通して身につけることができるのは、コンテンポラリーでオリジナルな写真表現を支える、さまざまな技術や素材に関する知識や経験。作品完成後は、展覧会や公募展などにも挑戦します。

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マンガ

  • 基礎技術セミナー(ペン画基礎技術)/1年次
    ペン画の基礎技術を学びながら
    作品制作を通して自分の画風を発見する。

    マンガやイラストレーションにおけるペン画(つけペン)の基礎的な技術を学びながら、その技術を用いて作品を制作。ペン画の技法はマンガだけではなく、イラストレーションや絵画にも使用できることを認識します。つけペンを普段の筆記用具のように使いこなせるようになること、また、自分の画風を発見することを目標としています。

  • 背景ドローイング/2年次
    パースの基礎知識と技術を学び
    周りのモノを立体的に表現する力を習得。

    背景描写に必要とされるパースの基礎を学習。主に、ペン等を使ったアナログ手法でモノクロ作品の制作に取り組みます。授業を通して習得できるのは、周りにあるモノを立体的に観察し、パースに基づいた知識と技術を手に入れ、表現する力。授業時間のみで完結せず、日常的に観察し考察する姿勢を持つことが大切です。

  • マンガ演習Ⅲ(コミックプレゼンテーション)/3年次
    複数の講師がマンガ作品をチェック。
    投稿用作品等の制作をめざす。

    プロット、ネーム、下描き、ペン入れ、仕上げ等それぞれの工程で複数の講師によるチェックバックを繰り返しマンガ作品を仕上げます。課題は、学年ではなく学生の経験によって「ビギナー」「アッパー」のランクに分けられており、「ビギナー」は作品制作を、「アッパー」は投稿用作品制作をめざします。優秀作品は「研究誌 WeCom」に掲載します。

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アニメーション

  • アニメーション演習Ⅰ(作画演習Ⅰ)/1年次
    滑らかな動きの表現方法と
    アニメーション制作の基礎を学ぶ。

    キーポーズの絵の間を中割りして、人物や物体が動く時、どのような軌道を描いて動くのかを考察。さらに、スムーズな動きを表現するための基礎技術と知識、PCでのアニメーション制作の基礎を学習します。また、各自でタイムシートを記入できるようにし、スキャンしたときに修正の必要がないきれいな線で描けるようスキルを磨きます。

  • アニメーション演習Ⅱ(アニメ制作技術)/2年次
    人のさまざまな動きを再現する手法と
    PCでの応用的技法を学ぶ。

    「歩く」「走る」「飛ぶ」「投げる」など人物のさまざまな動きを、紙やPC画面上に再現する手法を学びます。また、PCでのアニメーション制作の応用的技法も習得し、技術向上と応用する力も養います。授業で学んだ動きをしっかりと理解し、アニメーション制作ソフト「レタス・スタジオ」を使うスキルを身につけることができます。

  • オープンラボⅣ(アニメ作品制作Ⅱ)/3年次
    PCでのアニメーション作品制作を通して
    演出と編集を学ぶ。

    架空のアニメーション作品を企画し、PCを使ってその本編か予告編、あるいはオープニングの作品を制作。これらの工程を通して演出や編集を学びます。映像の素材は撮影、手描き、PCによる作画などを自由に選択。思い描いたアイデアを形にするという工程を改めて自覚し、完成に至るまでのイメージをしっかり持つことを重視しています。

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ゲーム

  • 基礎セミナー(メディア論)/1年次
    メディア表現を理解・実践する力を養い
    映像作品を制作する基礎力を身につける。

    ひとつのメディア表現が成立するまでを、演技・撮影・編集・加工・メディア伝達のプロセスをたどって経験し、メディア表現の基本的な仕組みを理解し、実践する力を養います。後期は、実際に表現制作に携わるための基礎的知識を習得。アニメ・ゲーム・映画・テレビなどの映像作品を作るための基礎力を身につけることを目標としています。

  • ゲームⅡ(ゲーム企画基礎)/2年次
    ゲームの楽しさや面白さを理解し、
    客観的かつ理論的に人に伝えられる人に。

    いろいろなジャンルのゲーム作品を分析することで、描く作品の長所や不足点を明確に理解し、それを言葉にする練習をします。言葉にすることで、理解度が深まり、「人に伝える」ということができるようになりはじめます。ゲーム作品を分析、研究するとともに、ゲーム企画を中心に必要なことを習得していく中で、楽しい、面白い、というあいまいな表現を、ゲームを通して客観的かつ理論的に、理解度をあげ、人に伝えることができるようになることをめざします。

  • ゲーム演習Ⅲ(ゲーム制作Ⅲ)/3年次
    スムーズな動きを表現する技術と知識を
    応用し、より高度にスキルを習得する。

    ゲームの制作、CG、キャラクター、背景、各自のテーマによる制作を行います。ソフトウェアUnityとMayaを使用し、基礎から応用までを学びます。前半の授業では、ゲーム作り、CG制作の工程全体をつかみ、後半はゲームアイデア、キャラクターモデリング、モーション、絵等、テーマに応じた細部に入ります。各自が設定した目標に向かって、制作・修正を繰り返し、質の高い作品の完成を目標としています。

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映像
放送

  • 基礎技術セミナー(映像作品制作)/1年次
    企画立案から映像制作までを体験し、
    チーム制作で求められる積極性を養う。

    「映像」「アニメ」「PV」「CM」など自由に企画を起こし、映像を制作します。制作にあたって学生は全員が一つのチームとなって、脚本から演技、撮影、編集までを手がけます。この課題を通して学生は、作品制作の基本となる「発想」と実際の「制作」を体験。チームで制作に取り組む中で、自分が何をすべきかを即座に判断し実行する積極性を養います。

  • 放送演習Ⅰ(映画、テレビ、アニメ解説)
    映像演習Ⅱ(番組制作基礎)/2年次
    ショートムービーの制作を通して
    編集技術や素材加工などの手法を習得。

    映像編集ソフトAdobe Premiereと映像加工ソフトAdobe After Effectsの基本を習得し、アニメや実写のプロモーションビデオやCMなどのショートムービーを制作します。その過程で特に“ポストプロダクション(撮影以降の編集作業など)”を中心に、素材の加工や編集技術を習得。編集理論やテクニックについても学び、さまざまな手法を身につけます。

  • オープンラボⅣ(映像制作応用)/3年次
    映像制作を体験的に学び、
    制作・技術分野の応用知識を身につける。

    「読む・書く・話す」の基礎学力と「映像演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」「オープンラボⅠ・Ⅱ・Ⅲ」等で映像制作の知識や技術をある程度身につけ、さらに映像制作に意欲的な学生が対象。制作・シナリオ・演出・照明・録音・編集など映像制作の過程を体験的に学び、チームで短編ドラマやCM、ドキュメンタリー等を制作。制作分野と技術分野の応用知識を身につけます。

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舞台芸術

  • 身体表現/2年次
    身体を動かすことの楽しさを知る。
    現場を体験し、ダンスの基礎を身につける。

    スポーツを媒介としたコミュニケーション能力を開発するために、実技・実演を通して運動の大切さを学びます。身体の仕組みを理解したうえで音楽に合わせて身体を動かし、実際に舞台現場を体験。さらに実際に舞台現場に赴きスタッフワークを体験・見学することで、ダンスや舞台活動についての見識を深めていきます。

  • 舞台芸術Ⅰ(作劇と演出)/2年次
    舞台技術すべての基礎知識を習得し
    演劇の上演をめざす。

    劇の生い立ちを学びながら、演技・作劇・演出など舞台美術の基礎を学習します。演劇は一人ひとりのパフォーマンスが集まって完成する芸術行動。演技志望者もスタッフ志望者も出席と参加、主張と協調が求められます。上演に向けての取り組みを通して、演劇とは「動きながら知る、知りながら動く」実践的創造であると理解していきます。

  • 舞台芸術演習Ⅲ(舞台照明デザイン)/3年次
    恥ずかしさと緊張を楽しみに変え、
    即興演技等の複雑な表現に取り組む。

    表現しようとする自分の前に立ちはだかる「恥ずかしさ」と「緊張」を、他者との間に生まれるものと発見し楽しみに変え、表現の懐の深さを体感していきます。身体を動かしながら想像力を使った“遊び”を組み合わせ、即興演技等の複雑な表現に取り組み、最終的には模擬上演を実施。他者と想像力を行き来させ、観る側に届ける実力を身につけます。