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李 遠星 | Li Yuanxing

『陶磁器を擬人化してキャラクターにするための技法に関する考察』
本来の擬人化は元のものに人間の特徴を加える事だが、該当する事物をイメージした格好をした人間として描かれることが多い。元の事物の特徴をほとんど外見に反映していない擬人化もあるが、その場合はキャラクターの性格や人間関係などにモチーフの特徴が反映される。擬人化キャラクターはジャンルの多様化により発展しており、筆者は学部で専攻した陶磁器をキャラクター制作において物語の題材として取り入れたいと考えている。陶磁器を擬人化してキャラクターの設定とストーリー創作の研究し、論文及び作品によって、陶磁器を擬人化キャラクターにするための技法に関するを分析する。どのような技法が擬人化キャラクターの特徴を表現するか、技法の考察に基づき、陶磁器を擬人化キャラクターにする目的としている。陶磁器の擬人化キャラクターの技法を研究し、実際に行った作品制作。その効果と結果を分析し、現代多様性してきた擬人化キャラクターの制作に役に立つと考えている。筆者が制作する陶磁器擬人化のキャラクターは、ヒット作品「はたらく細胞」のキャラクター設定や世界観を分析し、表現技法を学び研究を行った。最後に擬人化しキャラクターの研究成果を論文にまとめ、漫画作品を制作した。

『陶磁人学園』
陶磁器の擬人化キャラクターがキャンパスにいることを背景にした漫画で、三つの章に分かれ、各章異なるキャラクターを視点として物語を進める。物語の発展につれて、読者は徐々に陶磁器の世界を知る。シーンにより様々な陶磁器の模様が背景として描かれる。漫画の背景にはキャラクターをモチーフにした陶磁器が入っていて、漫画の物語をより立体的にしている。
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