博物館学芸員課程の履修方法
博物館学芸員課程
博物館学芸員課程とは博物館法に定められている博物館学芸員(以下「学芸員」という)の職に就こうとする者のための課程です。造形芸術学部の学生が受講可能です。学芸員の資格を得るには、学士の学位を取得し、且つ大学において文部科学省令で定める博物館に関する科目の単位の修得が要件とされています(博物館法第5条)。
学芸員とは?
学芸員とは博物館において資料収集、保管、展示及び調査研究、その他これに関連する事業についての専門的事項を仕事内容とする専門的職員のことです(博物館法第4条)。具体的な学問分野としては歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などがあり、博物館・美術館・歴史民俗史料館・自然科学館などの学芸員としての就職の道が開けます。
履修方法
博物館学芸員課程に関する専門科目は3・4年次に開講します。それまでに以下の条件をすべて満たしていることが履修条件となります。
- ①1・2年次に配当されている教養科目20単位、外国語科目4単位(2011年度入学者は6単位)を修得していること
- ②博物館学芸員課程を履修する者(以下「履修者」という)は、2年次後期に行う博物館学芸員課程登録希望者対象ガイダンスに出席し、指定期間内に「履修願」を提出すること
- ③履修者は、履修料を所定の期日までに納入しなければならない
博物館学芸員課程に関する専門科目 【2012年度生以降対象】
授業科目名 | 配当学年 | 単位数 | 備考 | |
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必修 | 選択必修 | |||
民俗学 | 2年次 | 2単位 | ||
日本美術史I・II | 2・2単位 | 左記より1科目 4単位選択必須 |
||
東洋美術史I・II | 2・2単位 | |||
西洋美術史I・II | 2・2単位 | |||
博物館概論 | 3年次 | 2単位 | ||
博物館資料論 | 2単位 | |||
博物館資料・保存論 | 2単位 | |||
博物館展示論 | 2単位 | |||
教育学概論 | 2単位 | |||
博物館経営論 | 2単位 | 夏季集中講義予定 | ||
博物館情報・メディア論 | 2単位 | |||
博物館実習 | 3単位 | |||
生涯学習概論 | 4年次 | 2単位 | ||
計 | 21単位 | 4単位 | 25単位以上 |
博物館学芸員課程に関する専門科目 【2011年度生以前対象】
授業科目名 | 配当学年 | 単位数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
必修 | 選択必修 | |||
民俗学 | 2年次 | 2単位 | ||
日本美術史I・II | 2・2単位 | 左記より1科目 4単位選択必須 |
||
東洋美術史I・II | 2・2単位 | |||
西洋美術史I・II | 2・2単位 | |||
博物館概論 | 3年次 | 2単位 | ||
博物館資料論 | 2単位 | |||
教育学概論 | 2単位 | |||
博物館経営論 | 1単位 | 夏季集中講義予定 | ||
博物館情報論 | 1単位 | |||
視聴覚教育メディア論 | 2単位 | |||
博物館実習 | 3単位 | |||
生涯学習概論 | 4年次 | 2単位 | ||
計 | 17単位 | 4単位 | 21単位以上 |
- ※各専門科目の開講時期・曜日・時限等は前期・後期ガイダンス時に登録者に通知しています。
また、夏季集中講義科目に関しては、決定次第、事務局専用掲示板にてお知らせします。
履修者は、学芸員に関する専門科目を2012年度以降入学生であれば25単位以上、2011年度以前入学生であれば21単位以上を履修しなければなりません。所定の科目を履修した学生は申し出により本学から「博物館学芸員に関する科目の単位修得証明書」が交付されます。