ごあいさつ
Message
今年度の学部4年生たちは入学後、初年次教育の段階から自身の専攻を深く探求し、指導教員を選んだ最初の学年となります。
それぞれの成果は本学部が掲げる6つの能力 ①主体的行動力②表現力③社会貢献力・コラボレーション力④課題発見力・課題解決力⑤コミュニケーション力⑥専門的知識・技能の活用力 を備え、自身の興味・関心から発展させたもので、マンガ・アニメーション・イラストレーション・ゲーム・メディアデザインと5つの分野ではありますが、その分野の中も細分化され研究制作対象も広がりを見せています。
大学院修士課程2年生は留学生のみであり、1年次から研究制作に対してより意識を持たせる指導を行ってまいりました。各自2年間研究制作目標に向かって取り組み、多くの時間を費やし、それぞれの専攻分野の成果として、作品及び論文にまとめ上げたものだと思います。
メディア芸術の分野は時代と共に対応・進化していくものですが、学生たちはCOVID-19の影響が続く制限のあるなかでも自身の力の全てを注ぎ、さまざまな発想や表現方法を駆使して作品を制作してまいりました。これまでの努力を成長した自身の力として、卒業・修了後も社会で活躍してほしいと願っています。
このたび、第13回宝塚大学卒業修了制作展を開催する運びとなりました。
今年度のメインビジュアルは、「宝石」をテーマにしています。私たちを宝石の原石と捉え、4年間かけて知識や技術を学び刺激を受け、美しい宝石が見える段階まで磨かれたことを表現しました。そして、美しい宝石の形へと変化し、個々の輝きを放てるようにという未来への希望と願いも込めています。
我々の世代は、コロナ禍による制限で、従来通りの学生生活や制作をすることが難しい世の中を生き抜きました。そして、今年度は制限が緩和され始め、消滅しかけた学内イベントの復興にも成功し、少しずつ従来の活気を取り戻しました。
そこで、今年度は新たにオープニングを開催しました。従来の活気を取り戻すだけではなく、今後も更に進化し続けるという、我々の意志を感じていただければ幸いです。
最後になりますが、お世話になった先生方、関係者の皆様へ。
これまで4年間ご指導ご鞭撻いただき、心から感謝申し上げます。
また、余寒がまだまだ厳しい中貴重なお時間を頂き、第13回宝塚大学卒業修了制作展へ足をお運びいただいたご来場の皆様に、厚く御礼申し上げます。