進路・就職

卒業生インタビュー

荒木 由加里さん
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GUIデザイナー(株式会社ソフトディバイス)

荒木 由加里さん
・宝塚造形芸術大学 造形学部 2006年卒業

チャレンジ精神で新しい自分を発見

プロフィール

Q. 現在の仕事でもっともやりがいを感じる瞬間は?

この会社は、みんながそれぞれ専門分野のエキスパートとして、互いに協力し合いながら一つのものをつくり上げていくスタイルなんです。デザイナー同士で意見したりフォローし合うこともあれば、プログラマ=に対してデザイナー目線で意見を言うこともあります。一緒になって同じゴールをめざして頑張っている、という実感が持てますね。ゴールした瞬間の喜びが分かち合えるし、理屈抜きにみんなで盛り上がれます(笑)。最近は発表会など最先端技術の提案に関わる仕事が多いんですが、自分のつくったソフトやシステムを大勢の人が操作している現場を見ると、思わず足が震えることもあります。自分はこんな大きな仕事をしてたんだなあ、と初めて気づかされるんですよ。

Q. 大学での「学び」が今の自分にどう活かされていますか?

ある先生に「お前のイラストは色がなってない!」と言われたことがあるんです。それが悔しくて、イラストを描いてはその先生の意見を聞くために、これでもかというくらい何度も通いました。そのお陰で、イラスト力がついたし、度胸もつきました(笑)。また、大学時代はグラフィックだけじゃなく、他のコースの人たちや先生とも積極的にコミュニケーションをとって、いろんなことにチャレンジさせてもらいました。たとえば、新商品のアイデアを考えるのが好きだったので、こんなモノがあったらいいなとか、こんな商品が欲しいなとか、思いついたことをプロダクトデザインの先生に相談したりしていました。先生も「それ面白いから企画書をつくってみよう」と言って協力してくださったこともあります。そうしたチャレンジ精神とコミュニケーション力は、今の仕事でも大いに役立っていますね。

Q. あなたの今後の目標、将来の夢をお聞かせください。

入社して5年目になりますが、まだまだ先輩とか周りの人たちに頼っている部分があると思います。だから、誰かに頼ることなく最後までやり遂げられる力と自信をつけることが今の目標ですね。個人的な夢としては、将来、個展とかイベントをやってみたいです。仕事以外の分野にも視野を広げて、新しい自分を見つけていきたいと思っています。仕事は仕事、趣味は趣味と分けてしまうのではなく、私という存在をもっとアピールできるようになりたいです。

荒木 由加里さんの一日

大学での4年間

1年次 グラフィックデザインとの出逢い。パソコンで絵を描いたり、動画をつくったり、
自分の絵が動くというのが衝撃的で感動しました。
2年次 難しいソフトに苦戦していた頃。特に3Dソフトが苦手でしたが、今は仕事でも使っています。
経験しておいて良かったですね。
3年次 先生と一緒にショップのポスターをつくったり、ロゴをつくったり。
この頃、大学イベントのサポートスタッフもやっていたので、学内ではかなり有名でした。
4年次 デザイン関係の会社でバイトをしまくっていた1年。
就職活動も含め、自分でやれることはすべてやり尽くした、といっても良いでしょう。