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2017年6月20日

『この世界の片隅に』片渕監督講演!
5/28(日)オープンキャンパスを開催しました。

5月28日(日)、東京メディア芸術学部にてオープンキャンパスを開催しました。

お天気も良く、お出かけ日和でしたね。
ご参加くださった皆様ありがとうございました!

◆ プログラム内容 ◆
・アニメーション映画『この世界の片隅に』『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督講演
・イラストレーターの仕事を体験 「様々な画材を使ってイラストレーションを描く」 
 - ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を題材に -
・マンガ講評会、大学紹介、フリートーク、個別相談、AO入試相談、保護者向け説明会、抹茶サービス
 など

【特別講演】 アニメーション映画『この世界の片隅に』片渕須直監督
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特別講演では、第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞など数多くの賞に輝いた映画『この世界の片隅に』の片渕須直監督にご登壇いただきました。

片渕監督は本学の月岡貞夫特任教授の門下生であり、過去に本学で講座をもっていたことなどのご縁があったことから、今回、講演が実現しました。
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「アニメーターとは、命を吹き込む人。紙に描いた絵を映像化して、音や声をつけると、そこには人物が存在し息づいてみえる。」

実際に『この世界の片隅に』の映像を流しながら説明してくださいました。
食事中の"お箸の持ち上げ方"ひとつについても、こだわりがあったそう。
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アニメーションを息づかせるには、どこに命があるのかを考え、想像力・常識力で「普段自分達がどのように生活しているのか?」今一度思い出す力が大切だと言います。自分自身が生きている人間なのだから。

原作の漫画では3コマで描かれている"荷物の持ち方"をアニメーションにするには?
小さな女の子が大きな風呂敷を一人で持ち上げて背負い、階段を登るシーンでは、スタジオに風呂敷が用意してあり、実際にどういう動きになるかやってみてイメージしたとのこと。
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動きを文字で解説すると膨大な量になりますが、アニメーションではたったの数秒。
しかし、地道なことをきちんとやることで説得力を持たせることができ、細かな一つひとつのシーンが集まって、大きな世界を作ることができるのだとお話されていたのが心に残りました。

また、片渕監督は、来場者の皆様からの質問にたくさん答えてくださいました。
以前働いていたスタジオジブリでのお話や、『この世界の片隅に』の裏話が満載!
(主人公が使用しているお鍋のモデルは、片渕監督の実家に古くからあった物だそうです!)
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学生ホールの壁にサインもしていただきましたよ^^

片渕監督の様々な経験や人との繋がりは、現在にも活かされているのだな・・・と、アニメに興味がある高校生やファンの皆様にも想いが届いたことと思います。


【特別授業】 イラストレーターの仕事を体験 「様々な画材を使ってイラストレーションを描く」
       - ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を題材に -
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イラストレーションを描く特別授業では、本物のお菓子をたくさんご用意しました!
好きなお菓子を集めて参考に・・・。
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色鉛筆や絵具、太いものから細い筆まで、様々な画材を使用し、思い思いのお菓子の家を描いていました。
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その他、教員・先輩とのフリートークコーナー入試情報の説明なども実施。
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今後のオープンキャンパスもお楽しみに!
優しい先輩たちがお待ちしております^^
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