宝塚大学

合格体験記

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在学生インタビュー 2022

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  • 助産師になる道は大変なことが多いですが、助産師になりたいという自分の気持ちを大切にし、最後まで諦めず、頑張ってください。

    \Profile/  畠中 鈴歩 Hatakenaka Suzuho

    学部・学科
    助産学専攻科
    出身校
    宝塚大学
なぜ助産師の道に進もうと思いましたか?また、宝塚大学助産学専攻科を選んだ理由は何ですか?
もともと、助産師には興味がありました。私が中学生の頃、叔母が妊娠をし、お腹を触らしてもらった時に胎動を感じ、お腹の中にもう1つの命が宿っており、母親に守られながら一生懸命に生きていることを実感しました。その頃から、私もこの新しい命が誕生する瞬間をお手伝いしたいと心から思うようになり、助産師の道に進もうと思いました。宝塚大学の助産学専攻科を選んだ理由は、アタッチメント・ヨガやベビーマッサージについても学ぶことができ、資格もとれるからです。
宝塚大学 助産学専攻科に入学して「良かった」思うこと、また「苦しかった・辛かった・大変だった」と思うことは何ですか?
入学して良かったことは、1年間という短い期間でしたが、同じ夢を持って、一緒に頑張れる仲間に恵まれたことや学生のことを1番に考えてくださる優しい先生に出会えたことです。大変だったことは、実習です。実習期間も長く、自分は本当に乗り越えられるのだろうかと不安でいっぱいでした。しかし、実習終わりに学内に戻り、仲間の顔を見ると安心するのと、自分だけでなくて、みんなも頑張ってるんだなと思い、最後まで乗り越えることができました。1年間、辛かったことや大変だったことはありますが、今となっては良い思い出です。
宝塚大学の特色である「アートとグリーフケア」「アタッチメント・ヨガ」「ベビーマッサージ」の授業はいかがでしたか?また、実習で役立ったこと、今後活かしたいものはありますか?
アタッチメント・ヨガやベビーマッサージは、学生同士で円になり、自分たちで設定を考え、インスタラクタ―になりきりながら実施しました。相手に伝わるように、言葉や動作に工夫をしなくてはいけない難しさもありましたが、楽しく学ぶことができました。ただ体を動かしたり、マッサージをしたりするのではなく、親子のコミニュケーションをとり、愛着形成にも繋がる大切な事だと学んだため、妊産婦さんに伝えたいです。
アートとグリーフケアでは、対象者にどのような言葉をかけたらいいのか正解がわからず、悩むこともたくさんありました。今後、働く上で、グリーフケアを必要としている方に出会った時に、自分の頭の中で言葉を選択、もしくは、言葉をかけなくても、隣で寄り添い、少しでも気持ちが緩和できたらいいなと思います。
一番好きな授業は何ですか?また、その理由を教えてください。
一番好きな授業は、両親学級の授業です。今年度もコロナの影響で、オンラインとなってしまったため、その時に使用する動画を作成しました。私は妊婦体操の動画作成を担当し、先生から指導をもらいながら、学生同士でどの体操を取り入れるか、どうしたら、伝わりやすいか試行錯誤しながら一生懸命頑張りました。動画編集も初めて経験し、時間もかかりましたが、学生同士、わいわいしながら取り組めたことが楽しかったです。
実習はどのようなスケジュールでしたか?
7月の上旬から3週間、分娩介助の実習予定でしたが、緊急事態宣言が発令されたため、途中で中止となりました。先生と病院側が、大変な中、スケジュールを調整してくださり、1月の中旬から下旬まで、また分娩介助の実習に行くことができました。9月の上旬から他病院で、8週間、産科病棟の管理や妊娠期の保健指導、また妊娠期から産褥期まで経過を見ていく継続事例を受け持ちました。その後、助産院やNICU、保健センター、助産師会にも行きました。
実習で特に印象に残っていることはありますか?また、苦労したことはありますか?
助産学専攻科に入学して、初めての実習が特に印象に残っています。1人で実習に行ったため、今まで感じたことのない不安が常にありました。分娩介助も学校で練習はしていましたが、現場に出ると実際の対象者さんと関わるため、練習とは異なり、なかなか自分が思い描いていた通りにはいかなくて、とても苦労しました。
1年の助産師専攻科を終えて、先生や一緒に実習を乗り越えた仲間から、「成長したね」という言葉をたくさん 頂き、嬉しかったです。ここまで頑張ってきてよかったと思いました。
1年の専攻科を終えて「助産師」への意識に何か変化はありましたか?
助産学専攻科に入学する前から、助産師の役割は分娩介助だけでなく、様々な年代の人と関わり支援していくことを知っていましたが、どうしても分娩介助に目を向けることが多かったです。しかし、この1年間を通して、助産師は分娩介助をするだけでなく、地域であったり様々な場所で活躍されていることを実際見ることができ、改めて、助産師が活躍される場所は、幅広く素晴らしい職業であると感じました。改めて病院の中だけでなく、地域に貢献し、たくさんの人の役に立ちたいと思うようになりました。
将来どのような助産師になりたいですか?
将来は、妊産婦さんと対等な立場に立って、親しみやすい助産師になりたいです。不安な気持ちを抱えてる人が、ほとんどであることを実感したため、「この助産師なら相談できる」と思ってもらえるように、頼られる助産師でありたいと思うようになりました。